東海大学医学部付属病院
まずは、救急に力を入れている東海大学医学部付属病院を訪問しました。ここの病院では、専用のドクターヘリを所有していて、年間活動実績は400件、神奈川全域を含め、遠く山梨からも患者さんを運ぶこともあるそうです。ヘリポートが屋上と地上にあり、通常は地上のヘリポート(病院の玄関横すぐのところにあります)が利用されています。年間の患者さんの数は71万人。うち8000人が救急(もちろん救急車等を含んでます)。ベッド数は804床、平均入院日数は13日。医師350人、看護士800人、薬剤師40人、技師(放射線技師や理学療法士など)300人、事務200人に臨時職員を加えると2500人という人数の職員さんが働いています。入院が決まったときや退院の際などにPFM(入退院センター)でいろいろな相談に乗ったり、入院のための準備などが行われます。カウンセリングをきっちりやることで、入退院の際のサポートを行うだけでなく、病院の運営上も、入院時に患者さんのプロファイルを細かく把握できるような情報の収集・把握が可能になっています。私たち一般の人には、外来も入院もあまり区別がないんだけど、病院の中はきっちり分かれているから、意外とそうした情報の共有や早期入手と言うのが大事になってくるんですね。また、退院の時に、家庭で介護が必要だったりする場合や、転院先の病院を探してもらったりと、いろいろ相談に乗ってもらえるようでした。診療費用の計算には、医師の補助のクラークが代わりにデータを入力してくれるから、患者さんが窓口に戻る際には会計の計算は終わっているし、医師には事務仕事が軽減されるメリットがあります。会計処理には、自動精算機が7台導入されていて、患者さんの待ち時間を更に縮める工夫(もちろん、コスト削減もあるでしょうが)もされていました。どういった点が職員の効率を上げられるのか、隅々まで検討されている感じで、例えば看護師さんなどが使用する検査用機器は、毎日、専門のメカの人が点検をして、常にOKの状態にして、ふたつの病棟の真ん中に置かれ、いちいち貸し出しなどの手続きを行わずに共有されていました。そして何より驚いたのは22あるという手術室を、廊下から見学して回った点。私は怖いので中は見てない(元・獣医師志望の情けない理科系。。)ですが、この日もたくさんの手術が行われていました。手術室が多いので集中治療室なども充実していて、程度によって2段階になっていました。病棟の真ん中のナースセンターは、すごく広ーくなっていて、病室に一人おいておけないような患者さんは、そこで1日過ごすようです。いろいろと案内したり説明してくださったのは、全員看護士さん(多分、主任さんとか役はお持ちと思いますが)。きびきびと丁寧なご対応、素敵でした!!(委員みんなが言ってました。)

先端医療と市民の協働を考えるシンポジウム
2月3日、タイトルのシンポジウムが先端医療センター横の臨床研究情報センター(TRI)で開催され、途中からではありますが、出席してきました。基調講演は、アメリカのJDRFという、若年性糖尿病の財団の科学部長さんのゴールド・スタイン先生。どういう財団かというと、これがすごくって、I型糖尿病の子どもさんのお母さん方が設立(30年以上も前だそうです)された財団で、I型糖尿病の治療法の研究に寄付を集めて投資を行ってきているのですが、今や(2006年)1年間に1億3500万ドルもの研究費の助成をする規模らしいのです。今日の為替レートで、1ドル106円強くらいですから、それに1.35億をかけてみてください。そんな金額を、どうやって集めるのか、驚きのひとことなのですが、95%が個人寄付らしいのです。講演のあとは、パネルディスカッションがあり、臓器移植推進協議会の川瀬事務局長も出演され、意見を述べられていたり、松田先生も質問されたりしていました。(お二人については推進協議会の総会の活動報告をご参照)先端医療センターの西川伸一先生が全体のコーディネートをされており、交流会でも少しお話させていただきましたが、日本でも、こうした動きを、医療サイド・医者のサイドや、行政のサイドからではなく、患者さんたちの声でやっていってもらえれば、と話されていました。

11月1日 見附市
長岡市の近くの見附市という町では、今はやりのメタボリック対策に早くから取り組んできました。町の人口は4万数千人ですが、現在、1100人くらいの人に、健康運動教室に参加してもらっているということ。延べで人口の6.5%(?)くらいが教室に参加。健康運動教室は、計測器付のエアロバイク、スキャン機能付体重計、パソコン3台のほかは、特にジム等のような器材はなく、なるべく自宅でも続けやすいようにと、イスひとつでできる運動が中心になっているそうです。教室を通して仲間作りができ、コミュニティ形成にも役立っているようです。つくば大学との提携によって、大学発のベンチャーが開発した健康管理のソフトウェアを用いて、個々のデータが管理され、個々に指導が受けられるようになっています。この個別データ管理ソフトの使用料、指導員、設備の費用等がかかり、ソフトの使用料は、主に、利用者に負担してもらう月会費¥1500に市の助成¥250を併せたものでまかない、指導員12名の費用は、介護保健の事業などで、トータルでまかなっているとか。今のところ、市の持ち出しは¥1300万程度。(初期投資の費用や、施設の運営費などが別途あるもようですが)もうすぐ、その結果のデータが出てくると言うことで、期待したいと思います。
教室で育てている子宝草の小さい苗をもらってきました。がんばって育てよっと。

舞子ビラで市政報告会を行いました
6月2日、舞子ビラにおいて市政報告会を行いました。たくさんの方のご出席、どうもありがとうございました。医療産業都市に関連して再生医療やPETなどの医療機器について、第2部として高齢者を取り巻く税制改正、保険料についてのお話をさせていただきました。第2部では、参議院議員で民主党県連の代表でもあります、つじ泰弘さんをゲストに迎え、福祉や医療など実際にいろいろなことが決まっていく厚生労働委員会の委員として(現在、理事でもあります)6年間発言してこられたご経験を基にお話をお伺いすることができました。大変お忙しい中、駆けつけてもらったわけですが、私たちにとって遠くにある参議院の委員会を、大変身近に感じることができたのではないかと思います。
現在、3人の子供たちの子育て中のママで最近消費生活アドバイザーとしても活動中の後輩中村のり子さんにも登場してもらいました。「大豆を使ったとってもとっても簡単なメニューを考えてくれへん??」と頼んでいたら、家事に育児に忙しい中、実際に家で作ったものを紹介してくれました。(残念ながら彼女の写真が撮れていないので、じゃこ大豆ごはんの写真を添付いたします。。。)
最後に、こちらは先輩の川崎孝さんにも出演していただきました。川崎さんは、社会人野球(三菱重工神戸)で選手・監督として活躍後、NHKの高校野球の解説者としても引き受けられ、会社の広報部長の仕事と兼任で活動された方です。このたび、野球連盟の近畿の理事を降りられたことで、一区切りのため「108の絆」という本を出され、紹介をしていただきました。(非売品ですが)
何はともあれ、多数の皆さんのご出席、どうもありがとうございました。




がんのシンポジウムを聴講
先週土曜日、舞子ビラにおいて、医療関連のシンポジウム「あらためて”がんとどう向き合うか”」が開催され、聴講してきました。会場は、満席で、お話では、800数十人の申し込みがあって、キャンセル待ちだったようです。がんの悩みを抱えている方が如何に多いかということでしょうか。昨年、「がん対策基本法」が成立し、今年4月から施行されていますが、この法律の制定にあたり、自ら抗がん剤治療を受けながら国会質問をされた、民主党の山本孝史議員も出席予定でしたが、治療のためビデオ出演となりました。抗がん剤で得られた時間を日本のがん治療の発展のために使われているお姿には、私だけでなく、聴講されたみなさんが深い感銘をお受けしたのではと感じました。
中川恵一先生のご講演は大変わかりやすく、また、興味深いものでもありました。講演の内容は本にまとめられているということで、会場で売られていた先生の本を買ってきました。今後、日本人のふたりにひとりががんに罹って、3人にひとりががんで死ぬ時代がくる。日本のがん治療は、痛さをどうするというケアが進んでいないから、モルヒネをうまく活用することや、放射線治療に力を入れていくことが必要であること。などなど。他にも県立がんセンター(旧成人病センター)や西神戸医療センターのセンター長の先生や西区で開業されている金里先生、患者さんの立場から、看護師さんの立場から、などなど、大変内容の濃いシンポジウムでした。県立がんセンターで配られている冊子を紹介しておきます。



分子イメージングのシンポジウム
昨日、分子イメージングの研究シンポジウムを一部聴講してきました。矢田市長を始め、行政・プロジェクト関係の先生方のご挨拶がありましたが、主催者挨拶として、ノーベル賞を受賞された野依先生のお話がありましたので、少しご紹介します。
野依先生のお話から~
なぜ、今、分子イメージングか?少子高齢化がが進む中、国の医療費は30兆円に及び、2025年には倍増するとも予測されている。このうち、20%は医薬品費。医薬品の開発には10~15年かかり、また、開発された薬品の有効性や副作用のきつさなども考慮すると開発の効率は悪く、無駄が多い。アメリカでもこうして9兆円は無駄になっているといわれ、日本ではその半分くらいだろう。現在の開発技術では、科学的な証拠によらない点も多い。現在では、人ゲノムやたんぱくなど、「分子」単位で理解されつつあり、遺伝子のほんの少しの違いで、(薬の効き目等が)左右されることがわかってきた。これからは、オーダーメイドの医療の時代であり、その「挙動」を画像としてとらえる技術がPETを中心とした分子イメージングである。推論より科学的であり、候補物質をいち早く見つけることが可能になってくる。
分子イメージングの技術を用いることで、薬品開発のコストを低下し、創薬の早期発見につながる。分子イメージングの研究は単なる数年間のプロジェクトに終わらせてはいけない。人材の育成が重要であり、「化学者」の参画が大変重要であるが、分子イメージングに興味を示す化学者があまりに少ないことを憂慮する。トランスレーショナルリサーチには、法整備も重要である。井村先生の先端医療振興財団、理研の発生再生総合研究センターとの連携も重要である。
とにかく、難しい分野なので、これから何がも問題で何が必要かを考えるだけでも理解するのが大変です。会場で配布されたパンフレットの一部も紹介しておきます。
中央市民病院#2
次に中央市民での新しく取り組んでいる「外来化学療法センター」や「血液浄化センター」などを見学しました。血液浄化センターに貼ってあった読売新聞の記事がわかりやすかったので、記事と装置の写真を添付いたします。関節リウマチでは、本来、敵となる病原体をやっつけるはずの白血球が血液から関節に入って自分自身の細胞を攻撃してしまい炎症を起こさせるので、白血球を除去するための装置です。2004年から保険も適用されることになったようです。
中央市民病院#1
会派での視察1箇所目、中央市民病院では、昨年導入された最新式のCTを見学しました。CT装置は、GE横河メディカルシステム製のもので、1回転で64枚分のCT画像が得られるものです。(「64列マルチスライスCT」という名前で昨年の新聞には紹介されています。)素早く一度にたくさんの画像が得られ、それを元にコンピュータで合成させることで、3次元の画像や断面図が得られることから、大変好評のようです。ちょうど次々と患者さんが検査にこられていたので、装置の概観はご紹介できませんが、いただいたパンフレットに掲載された画像でみてくださいね。息を止める時間が短くて済むことなど、呼吸器系の患者さんの負担軽減になることもさることながら、細い血管さえ鮮明な処理後の画像には全く驚きでした。画面で人体模型を見せてもらっているような感じです。心臓の画像を得るには、1時間くらいの処理時間が必要とかで、心臓は1ヶ月待ちの状況のようです。
ごはん・大豆・減塩!!
前に、「先端医療の夕べ」で講義を受講した家森先生(2月21日活動報告参照ください)にお会いしたら、「ごはん・大豆・減塩の健康効果」に関する新しいパンフレットをご紹介いただきました。先生は、県の健康財団の会長というお立場だけでなく、とってもお忙しく、今度、「世界不思議発見」と、「世界一受けたい授業」にもご出演予定だそうです。放映日がよくわからないのですが、ご自分の足で20年かけて世界各地を回られ、現地の食と寿命の関係を研究されたご経験があり、きっときっとおもしろい番組になると思います。放映日がわかればお知らせします。
パンフレット、タイトルを少し紹介しますね~
○ごはんの効果 ごはんを食べると肥満も少なく、心臓病死も少なくなる!!
○大豆の効果 もっと大豆を食べよう・・・大豆イソフラボンが悪玉コレステロールを下げる効果や女性ホルモンに似た働きなどについて
○減塩の効果 今摂っている塩分を半減しよう!!・・・食塩摂取量と脳卒中死の関連の世界比較など
1日に一度でも、ごはん・大豆・減塩の効果を最大限活かした食事を心がけると、血圧やコレステロール値に変化が現れるということです。パンフレットは全部ご紹介できませんが、「ひょうご”食の健康”運動」の中に提唱されています。
臓器移植推進協議会
今日、兵庫県臓器移植推進協議会の総会が開催され、協議会会員のひとりでもあるので、一部ですが出席してきました。今週末の本会議準備のため、会派の議員総会が長引いてしまって、阪大の松田先生の講演会の途中からの出席となりましたが、最新の臓器移植の状況についてお話を伺うことができました。
臓器移植法の改正については、1.臓器提供ができる条件 2.移植のための脳死判定の実施条件 3.15歳未満の臓器提供の3つについて出されている改正案の問題点などについてのお話がありました。日本での臓器移植が極端に少ないのは、宗教感の違いなどがあるということですが、提示されたグラフを見ると、アジアの中でも特別に少ないようです。15歳以下の臓器提供についても、海外への渡航費用など、多額の費用を寄付で賄っている状況など、どうしたらいいのか、国民全体で議論を進めるべきと思います。松田先生は、「とにかく移植コーディネータを増やすことが何より重要」とおっしゃっていました。また、臓器提供の意思表示カードの普及啓発を訴えられていましたので、本日配布された一番新しいカードを添付しておきます。それからもう1点、移植が飛躍的に進んだ要因に、「サイクロスポリン」という薬の登場がありました。サイクロスポリンは免疫抑制剤で、自己でないものを攻撃する免疫の機能を抑制する働きがあります。(以前、腎臓移植を受けられた方から、この薬のおかげなんだと見せていただいたことがあります。)
カードを見てみたい、持ちたいと思われた方はメールください。お送りします。
家森先生
(川原田注;本が出ているということで本日買ってきました。詳しくは、皆さんこちらの本でお勉強くださいね)
○WHOに依頼して世界の食生活の実態を調査させてもらい、国際共同研究マップというのを作った。
○世界で長寿だったのは、豆腐を主食にしている中国の南の地域の人々、マサイ族(塩、味を一切つけない)、コーカサス地方の人々(ヨーグルトを食べる)
○オーストラリアのアボリジニが最も短命。肥満が大半で平均寿命52~3才。しかし、8000年前からうなぎの養殖をしているアボリジニもおり、その人たちは80、90まで生きる。
○日本人もアボリジニもルーツは同じ種族で、遠くアフリカ大陸から氷の上を渡ってアジア、オーストラリアへ移動してきた。
○氷の上での生活が長く、塩などを蓄えようとする「倹約遺伝子」を持っている。
○24時間採尿調査(ユリチェック)と呼ばれる検査で、一日のうちどれくらいの栄養分(塩分など)をとっているかなどがわかるもので調査を行っている。
○胃がん、脳卒中は食塩の量と関連する。
○一日2g塩分を減らせば1年寿命が延びる。
○ナトリウムをカリウムが退治してくれるので、野菜や果物をとるのも良い。
○コレステロールと心筋梗塞死亡率の関連を見るとイギリスなどでコレステロールが高く死亡率も高いのに比べ、フランスはコレステロールが高くても死亡率は低い。食生活と関連する。
○「塩」と「油」の組み合わせが最も悪い。
○女性が男性より寿命が長いのは、女性ホルモンの影響。女性ホルモンが少ない男性には、減塩(3年)大豆とDHA(7年)での対応をお奨めする。
○DHA,大豆たんぱくは血液をさらさらにする。
○乳がんは、女性ホルモン、エストロゲンが強すぎて乳がん細胞のレセプターにエストロゲンが入ることによって起きる。
○イソフラボンはレセプターに先に入るため、エストロゲンが入れず、がん化を防ぐ。女性にも大豆を奨める。
○もうひとつの長寿地方での食品ヨーグルトは牛乳よりもおなかに優しくカルシウムを補充できる点でも優れている。
○WHOの奨める塩分摂取量は一日で6g。何も味付けしないマサイ族の食事でも一日2.5gの塩分を摂取することを考えると6-2.5=3.5gに抑えないといけなくなる。塩分の代わりにだしをよく取る、香辛料を使うなど工夫する。
○一日一膳として、ヘルシー強化弁当を作って食べても効果がある。塩分を減らして大豆やDHAをたくさん取り入れた弁当。
「日本人には日本食が一番よい。日本食を見直して、豆類、魚、野菜、くだもの、海草などをたくさん取り、ヨーグルトを食べることをお奨めする。一日の塩分を1gでも減らすように意識すれば心筋梗塞や脳梗塞になる確立が減る。」
福島先生のお話
○糖尿病患者は、2002年のデータでは、740万人。予備軍とされる人でも880万人に上る。
○糖尿病は、インシュリン治療などが必要になるほか、透析(腎臓)、失明、えそによる足の切断など、合併症のもたらす影響が大きい。医療費もかさむ。
○欧米では、予防プログラムが早くから取り入れられているが、日本では、まだ浸透していない。(ない)
○白人、アジア系など、人種別に見ると、欧米の人が「インシュリンが効きにくい」が多いのに対し、日本人は「インシュリンの分泌が悪い」タイプが多い。
○欧米では肥満を元に考えればよいが、日本人では、BMI(肥満度)が低くても糖尿病になる人が多い。
○家族と糖尿病の関連性で見ると、一卵性双生児(80%)二卵性双生児(50%)両親のどちらか一方(45%)の割合で、統計上糖尿病になる可能性がある。しかし、これを遺伝子との因果関係で証明するのは大変難しい。
○フランス人が肉やお酒をたくさん摂取する割りに脳梗塞や心筋梗塞が少ないのは、赤ワイン、オリーブオイルがいいといわれている。
○同じように、日本人は日本食がいい。
○空腹時と糖摂取後2時間後の血糖値の関係で、インシュリンの効きが悪い人、分泌が悪い人など、どちらも悪い人、良い人、予備軍など、パターンに分けることができる。
○さらに詳しく個々の特性を見るため、1時間に30回の採血をするという方法(川原田注;詳しい条件はわかりません)でインシュリンと血糖値の関係を調べることにより、個人のインシュリン特性を見ることができる。これによってインシュリン依存性の特性を見ることができ、これによって薬をその人に合ったものにできる。
最後のお言葉~
「今は、糖尿病患者が増加の一途だが、これを食い止め、予防プログラムを普及させて患者を減らし、糖尿病の合併症を防いで、生活の質を上げられるように努めていきたい。」
MEDDEC開所記念シンポジウム
神戸医療機器開発センターMEDDEC「メデック」とは何ぞや?と思われる方のために、カタログの一部を掲載します。お医者さんがカテーテルの練習をしたりできるトレーニング施設や種々の実験ができるレンタルラボ(貸し実験室)を中心としています。先日開通したポートライナーの空港手前の駅に「ポートアイランド南」という駅がありますが、その駅から少し東南に歩いたところにあります。この駅は、降りたすぐのところに「花鳥園」ができているのですが、残念ながらオープンが延期されています。(楽しみにしている私としては早くオープンしてほしい!!)これから空港に行かれる方は、ポートライナーから花鳥園とMEDDECを見つけてくださいね。
シンポジウムでは、経済産業省より国の医療産業機器政策に関わるお話や、阪大の澤先生の再生医療の講演(心筋シートと呼ばれるすごいものが開発されようとしています)などが行われました。神戸の機械金属工業会の鶴井会長のお話の中で、カテーテルに小型超音波トランデューサと患部を切開できる機能を持たせた医療機器の開発の取り組みがあって、こんなこともやっているんだ!と興味深かったですね。
ものづくり復興工場その3
第2回先端医療の夕べ「がん征圧に向けた取り組み」
市民向けに、下記の2つの講義があり、聴講してきました。せっかくですので、川原田の能力の範囲内で簡単にご紹介します。
1.「神戸から発信する最新がん情報」京大付属病院 福島先生
○アメリカでは1971年に国家がん対策法を定めるなど、30年以上も前から莫大な国費を投入してがんの研究が進められてきた。こうした取り組みにより、がん患者の生存者は72年では300万人だったものが現在は1000万人に増え、早期発見や治療体制などがんでの死亡率を減少させることに成功している。米国国立がん研究所NCIでは、そうして得られた結果をがん情報のデータベースとして集約し、情報提供している。臨床研究情報センターでは、このNCIのライセンスを取って日本語版として提供している。NCIが1ヶ月ごとに更新するのに合わせ、日本語版も追従。神戸からアメリカの最新のがん情報を発信しているということは非常に意味があり価値が高い。今後、市民基金を立ち上げて維持していきたい。
また、診療体制では、「入院から外来へ」ということで、外来で治療できるようになってきている。京大の病院での外来治療センターは、313㎡にベッドが20あり、化学療法(抗がん剤)を外来で行っており、現在1日平均50人以上の患者が通院してきている。副作用の少ない抗がん剤の開発や、吐き気を止める作用のある薬の開発などで、化学療法が進歩してきており、今後こうした外来での治療センターが普及していくであろう。抗がん剤の治療の状況の評価には、NCIの提供している評価基準が使われる。
日本でのがんに対する取り組みは、
1)原因除去
2)早期発見(PETなど)
3)がん情報の正しい知識の普及
4)治療体制の革新
だそうで、先生のお話は3,4についてでしたが、とにかく1)の原因除去で、公共の場からのタバコの追放を訴えられていました。
「がん征圧を目指す市民公開プログラム」
昨日、「第2回先端医療の夕べ」が開かれ、「がん征圧に向けた取り組み」と題して、市民向けセミナーが開催され、聴講してきました。活動報告に掲載します。また、大規模な表題のシンポジウムが横浜で開催されるようです。何で神戸じゃないの?と残念に思われる方もいらっしゃるかもわかりませんが、神戸で取り組んでいる医療産業都市を関東地区で広報するということも重要ですから理解いただけたらと思います。詳細は、臨床研究情報センターのページでご確認ください。http://www.tri-kobe.org/
先端医療の夕べ
昨日、「先端医療の夕べ 神戸から始まる再生医療」と題される、市民向けセミナーを聴講してきました。今、市では医療産業都市構想の下、ポーアイⅡ期のエリアに、様々な医療関連の会社や研究所などが集積されつつあります。この構想を実際に推進している「先端医療振興財団」の設立5周年の記念セミナーとして開催されました。最先端の再生医療ですが、実用化が近いものについて、超優秀な先生方から私たちでも理解できるように分かりやすく説明していただきました。最後に講演していただいた笹井先生より、国立の「発生・再生科学研究所」と市立の「先端医療センター」が渡り廊下でつながっているなんて普通は考えられない、神戸ならではの良さが出ていると言っていただきました。
先端医療センターでの臨床研究も進みつつある今、神戸にくると、この病気が治るという未来に向けて、構想は現実へと着実に進歩していることを感じて帰ってきました。
最近の活動報告です(その1)
ホームページを更新しないと、、、と思いつつ、すぐに1ヶ月が過ぎてしまいました。韓国在住の友人からは、更新していないと淋しいよ、とも言われていて、もう少し、気負わずに、書き込もうと反省しています。「議員さんって、何してるの??」ってよく聞かれますものね。この1ヶ月くらいの間の行事参加等を中心に振り返ってみました。
4月22日 臓器移植推進協議会の総会が、健康財団の会館で開催されました。昨年の本会議での代表質問において、「医療産業都市構想と臓器移植について」の質問を行いましたが、その際に推進協議会の活動をされている川瀬さんに取材をさせていただき、私も協議会に参加させていただくことにしました。川瀬さんは、腎臓移植を受けられ、非常に元気になって、ご自身の趣味のハイキングや、協議会での広報などにご活躍されている方です。
4月25日 ボーイスカウトのスカウトラリーが、西神中央公園で開催され、開会式に参加しました。私は現在、26団の育成会会長を仰せつかっております。ビーバー隊の子供たちは、ちょっと会ってないとすぐに大きくなってるので、楽しみです。
医療産業都市 一般公開
ポートアイランド二期に展開中の医療産業都市構想ですが、次の土曜日、一般公開されるようです。ポートライナー「市民広場」駅からムービングウォークで8分。公開されるのは、「先端医療センター」「臨床研究情報センター」「キメックセンタービル」、また、セミナー等も開催されるようですので、ご興味のおありの方は出かけてみてください。また、神戸市の施設ではありませんが、同じ時間に理化学研究所の「発生・再生科学総合研究センター」も見学できるようです。パンフレットを掲載しますので、そちらを参照ください。また、神戸市のホームページhttp://www.city.kobe.jp/cityoffice/06/015/iryo/new/new040319.htmlをご覧ください。
私の出身である三菱重工も、もうすぐできる「医療機器研究開発棟」に入居の予定です。研究テーマは、「新型高精度放射線治療装置システムに関する開発研究」です。”・・・新型高精度放射線照射装置のプロトタイプを設置し、臨床試験を通じて、患者さんの体内の動きをリアルタイムに監視し、治療放射線を病巣に正確かつ集中的に照射する技術の確立を目指す。健全組織に対する放射線障害を回避して、従来にない画期的ながん放射線治療が可能となると期待される。”とあります。従来の装置では、治療する部位にマーキングをしたあと、患者さんが動いたり、動く臓器の場合、ずれができますが、X線透視装置を内蔵することで、照射の直前に位置を確認して、3次元で可動する照射ヘッドが位置補正をして正確な照射が可能になるということです。期待したいと思います。(右の図は装置のイメージ図です。)
神戸市歯科センターオープン
昨日、新長田(一番最寄は駒ヶ林駅)アスタくにづか5番館内に開設された「神戸市歯科センター」のオープン記念式典に出席しました。神戸市歯科センターは、寝たきりのお年寄りや、障害を持たれている方など、普通の歯科医院での治療が困難な方々を対象にした専門の歯科センターです。式典のあと、センター内の見学をさせていただきました。写真は、治療用の椅子ですが、車椅子のまま歯の治療ができるようになっていたりします。また、全身麻酔が必要であったりするので、麻酔の専門家の先生にもきていただいたりしているということです。設備・スタッフ共々、神戸市が誇れる施設であり、今後の発展に期待したいと思います。
もねちゃん退院
先日、心臓移植のため渡米した南田もねちゃんの募金活動を、私の出身組織であります三菱重工労組のみんなと会社前で行いましたが、2月の末に無事移植手術を受けたもねちゃんが、先週末、元気に退院しました!!小さかったので心配していましたが、手術も成功して元気になって本当によかったです。ご協力いただいたみなさん、どうもありがとうございました。早く日本に帰ってこれるよう、祈っています。
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もえちゃんに会いました!!
しばらく更新できていなくて、時々訪れていただく方には申し訳なく思っております。皆さんに報告したいことはたくさんあるのですが。。さて、昨日、心臓病の子供を支援するNPO「はあとネット兵庫」の設立記念講演会に出席してきました。そこで、昨年、渡米し、心臓移植の手術を受けて元気になった、藤崎萌ちゃんのお父さんの講演があり、最後に元気になった萌ちゃんが、みんなに「こんにちは」と、恥ずかしそうに挨拶をしてくれました。この活動報告の、難病連さんとの会合の項で書いていますが、組合のボランティア活動で「もえちゃんを救う会」に出会い、その後の経過がずっと気になっていたところに、アメリカで手術を受け元気に帰国したニュースを昨年聞き、友人たちと良かった良かったと、喜び合ったものです。その後、同じ心臓病を持つ貴保子ちゃんが渡米前に残念な結果になり、心臓移植について考えるようになっておりました。新聞でこの講演会のことを知り、出向いてみたところ、元気に登場した4歳の萌ちゃん本人に会うことができ、思わず熱いものがありました。救う会で使っていたあの笑顔のまま大きくなっていましたよ?大阪大学医学部の心臓移植で有名な松田先生の講演も聞くことができ、日本での子供の心臓移植についての現状や今後の課題についてお話をされました。終了後、県立西宮病院の腎移植センターの福西先生や臓器移植推進協議会の川瀬委員長と、少しお話をさせていただき、私の思いを伝えたところ、早速福西先生からメールをいただきました。今後、私自身が、臓器移植についてもっと知ること、いろいろな現状を理解することを課題として、何か前進できる方向に協力できないか考えていきたいと思っています。
神戸市の難病連さんとの会合
先日、市の難病連さんとの会合が行われ、出席いたしました。市の難病連は、一般的な病気のリウマチ患者のグループから、あまり知られていない、もやもや病の患者グループに至るまで16の団体で構成されています。全く違う病気を抱えていらっしゃることから、問題になっているポイントや要求事項は異なりますが、共通の課題や重なる要求事項も存在します。会合の中で心臓病の子供さんのお話を聞いて、かつて、組合のボランティアで参加した、心臓移植の渡米の寄付運動を思いました。寄付運動を行ったのは、もえちゃん、ひかりちゃん、貴保子ちゃんの3人でしたが、もえちゃん、ひかりちゃんが、アメリカで無事ドナーにめぐり合い、元気で帰国した明るいニュースの一方で、貴保子ちゃんは帰らぬ子となってしまったことが強く私の中に残っています。もし、私が議員になって何かできるのであれば、移植をしないと助からない、心臓病の子供たちの何か手助けができないかと考えるようになり、インターネットで調べたり、いろいろな方々に、意見を伺っています。臓器移植の問題は難しく、特に意思表示の部分で、15歳以下の子供たちの臓器移植には、確かに日本では倫理面で意識しない抵抗があるのが現状です。でも、寄付活動をすると、意外なほどたくさんの方々から助けてやってほしいという反応があるのも事実です。私を含めたくさんの方々が、かわいい写真を見て助けてあげたい、何とかしてあげたいと素直に思われたのだと思います。とてもヘビーな課題ではありますが、私は、この問題に取り組みたいと、強く思うようになりました。みなさんは、どのように思われ、考えていらっしゃいますか?これは、みなさまの声には掲載しませんので、ご意見を聞かせてください。お願いします。