11月2日 台東区
最後の日は、台東区役所で、TASKプロジェクトというもののお話を伺ってきました。T(台東区)A(荒川区)S(墨田区)K(葛飾区)の頭文字をとって、ちょうど英語のTASK(仕事という意味)になぞらえ、4つの区に特有の革加工や江戸から続く伝統産業などの地場産業について、奨励・研鑽する目的で設立されたプロジェクトです。例えば製品のホームページを製作したり、賞を設けたり、いろいろなコラボレーションを試みるなど、取り組まれています。「東急ハンズとかと連携したりは?」と質問しましたが、既に賞の審査委員に入ってもらっているそうです。中国からの安い製品に押されて、伝統工芸品だけでないものづくりの製品全体が難しいというのは、TASKの4つの町に限ったことではありませんが、シビアな価格競争の中で、如何にして生き残りをかけていけるか、は全国共通の課題でもあります。午後から、浅草にある伝統工芸館を訪れ、展示されている、このプロジェクトで展開されているものづくりの製品を見てきました。元々伝統工芸品とか、大好きな私、銀細工の食器や指物の細工の込んだ小たんすなど、食い入るように見学してきました。
11月1日 長岡市
長岡市では、ナノテク研究センターの見学の後、民間の工場見学をさせていただきました。ナノテク研究センターは、県が中心となって、市、研究者と共に設立されたもので、企業や大学のナノテク研究開発の支援などを行っています。ナノテクを使った製品加工などの装置類が整備され、安価でレンタルできるようになっています。装置のレンタルの他、大学の先生に入ってもらっていろいろな支援を行っています。ナノテクの技術やその加工の単位は文字通り大変に微小で、温度の影響による金属の伸縮が精度に響くため、温度管理にも細心の注意が払われています。(写真 超細密5軸加工機)その他、エッチングやスパッタリングを行う装置などは、クリーンルームに設置されていて、外からカメラで見学させていただきました。(クリーンルームのレベルは、30cm立法に1000個という単位のクリーンさです。)エアシャワーの手前には、純水で洗濯するという特殊クリーニングから送られてきた作業着がありました。
その後、㈱大菱計器製作所さんの工場を見学させていただきました。精密測定機器の製造工場とあって、大変清潔にそして整理整頓された工場内で、熟練の皆さんが黙々と、しかし活き活きと技能を発揮されていた姿を見せていただくことができました。社長さん自ら案内していただきましたが、μの世界も、最終仕上げは、やっぱり人の技によるということです。「限りなく水平な面を造る」必要性から、最近は石の表面をμのオーダーで加工して水平面を作り、水平面の水準器として出荷することが多いようです。たくさんの石が並べられていました。
