たるみっこ防災ひろば&垂水川まつり開催

今日、タイトルのイベントが名谷あじさい公園で開催されました。私たちボーイスカウト26団は、今回、カレーライスで参加して盛り上げよう!!と、飯ごうなども持ち込んで100食のカレーを作りました。
(私はちょっとしか働いていませんが。。。汗)

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お天気も最高で、たくさんの人でにぎわいました。たくさん過ぎて全部紹介できないのが残念ですが、少しご紹介を。

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ボーイスカウト26団のカレーのお店の様子です。ご飯を炊くのが間に合わなくて、大変でした。飯ごうは、ごはんがたくさんくっついて洗いにくいし、もったいないので、テフロン加工の飯ごうはないんだろうかと思いました。そのあと、会った知人に話したら、飯ごうのおこげがおいしいの!と言われました。(笑)

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防災ひろばということで、いろいろな団体が、ゲームや体験で、防災教育を行っていました。地域の皆さんが消化器の使い方の講習をやっていて、うちのカブスカウトも受講しました。

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移動の途中で、五色麻呂さんに出会いました。記念撮影。

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ええっ??カエルさんが寝ている!??(かなりインパクトあり!!)

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人を運んで助ける訓練に使うものらしいです。介護ヘルパーさん風に記念撮影(笑)

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高校生ボランティア団体の皆さんが、防災グッズ持ちだしについて、ゲーム形式で教育活動をされていました。3分以内で非常時に持ち出す物を選びます。(うちのスカウト、かばんにゲーム詰めてましたね。。。(笑))

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なんなんだ、これは?って言わないでくださいね。これは、福田川に実際にいる魚たちです。他にも、うなぎ、なまず、よしのぼりなどがいましたが、見たことがない魚がいたのは、この水槽です。
福田川の、海に近いところは、汽水になっていて、海の魚の稚魚がたくさんいるそうです。メダカのように見えるのも、泳ぎがメダカよりすばしっこくて、形状も短く、何かの魚の子どもです。黒い塊は、ダンゴ何とかというらしい。

ということで、皆さん、お疲れ様でした。

富良野塾

会派視察の2日目は、北海道の富良野塾です。今日、週刊ポストを買ったら、見開き2ページに渡ってカラーの紹介ページがありました。富良野塾は、廃止された北海道のゴルフ場に、植林をする目的で活動するNPOですが、「北の国から」で有名な作家の倉本聰さんが、提唱され、塾長をされています。植林をするにあたって、訪問者に対しては環境教育のプログラムが用意されており、私たちは、みっちり3時間コースのプログラムを選んで、NPOのリーダーのお話をお伺いしながら、かつてのゴルフコースを歩いて回りました。
 プログラムは、ペアになった片方のひとりが目隠しをして、林の中の道を歩くところから始まります。なんでもないことですが、想像することと、体験することは大違いで、痛いとか冷たいといった足の裏の感覚や、風の音など、怖いから必死で使って歩くんですね。(多少の雨でも決行するということなので、当日、晴れてくれてほんとに良かった!です。)
 次に、地球の46億年の歴史を460ヤードに換算した道を、歩きます。途中、地球の変遷がわかるように、石や木を使ったオブジェが置いてあり、地球の歴史を知るのと同時に、水や空気の大切さ、植物の果たす役割などを知ることができます。教科書で勉強するのとは違って、体感しながら、富良野の自然を歩きながらの学習ですから、どんどん自分の中に入り込んでくる感じがします。地球の歴史の最後のところで、地球温暖化のこと、食糧や水のことなどお話があります。(倉本聰さんは言葉を大切にする方なので、温暖化というイメージのいい言葉ではなく、高温化と言うように指導があるそうですが。)
 最後に、ゴルフ場の芝をはがして広葉樹の植樹を行います。
 プログラムは、大変ユニークなもので、劇団ご出身のリーダーの斎藤さんの話術も素晴らしく、最後に自分の手で苗を植える点も、何かしら充実感が得られるもので、ぜひ、小学生や中学生に体験させたいなあと感じました。
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プラスチック油化装置

続いて平塚市にある、株式会社ブレストさんを訪れました。最近、テレビのニュースなどでも取り上げられることが多いので、ご存知の方もいらっしゃるかもわかりません。ペットボトルのキャップやお弁当の容器、その他なんでもPPやPE、PSの表示のあるプラスチックを投入して電源を入れると、2〜3時間で再生油が精製されます。えーっ!?と思うけど、プラスチックって元々石油でできてますから、戻っても不思議はないのですが。。。何でもない装置(何でもないことはないはずですが、意外と小さく、重量は50kg)に、キャップとかトレイとか袋とか何でもかんでも入れて、燃料油ができあがるというのがいいなあと思います。1kgのプラスチックを入れてランニングコストは1時間1kwの電気代のみなので、3時間として¥60くらい?でしょうか。もう一度再生油を投入して精製し、軽油や重油に分別することもできるそうですが、その場合はそれぞれに相当する税金を払う必要があります。混合油のままボイラーに入れたり、発電機に入れたりして使うのには税金はいらないらしい。CO2削減や資源循環の目線で、こういうものには税金がかからないようにしてもらいたいですね。地元の小学校では、ずっと前から装置を導入して取り組みが行われていて、「スクール油田」と呼んでいるらしいです。
もう少し大掛かりな装置もありますが、大掛かりにすると、結局回収後の分別に手間がかかってしまうので、ごく小規模にして顔が見える範囲で取り組んでいけば、分別にコストがかからず、精製される再生油の品質が保証されるでしょうと言うお話でした。例えばクリーニングから洋服が帰ってくると、薄い袋で包まれていますが、こればっかり集めると、かなり質の高い油が得られます。
学校や地域の拠点となるところで回収を行って再生油を取り出し、それを発電機などに用いることができれば、大人を含めた環境教育にもつながると思います。
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鎌倉市のリサイクル

続いて鎌倉市・笛田リサイクルセンター。鎌倉は、3年連続リサイクル率No.1の都市。(人口10万人以上の市町村)見習うところも多いのではと市の取り組みについて伺いました。神戸と違っているところを紹介します。

○カン・ビン・ペット
カンは黄色、ビンは青色のコンテナが収集日の前日にステーションに配布されます。1番に排出する人が折りたたまれたコンテナを組み立て、市がコンテナごと回収する仕組み。ペットボトルは別の日にペットボトル回収の日があって、袋に入れて回収されます。回収されたカンは、自動選別装置でスチール・アルミに選別され、それぞれ圧縮成型されて売却されます。ビンは、色別に手選別され、それぞれ資源化されます。笛田リサイクルセンターでは、これらカン・ビンの選別処理が行われていて、選別の様子など見学してきました。(ペットボトルは別)
ちなみに、神戸市では3つを同じ袋に入れて収集していますが、自動の袋破砕機や自動選別機などがあり、やはり最後のビンの色分け作業と、自動で選別し切れなかったものについて手選別が行われています。
○新聞・雑誌
神戸市では地域の回収に任されていますが、鎌倉では市が毎週1回収集しています。月に2回の私の地域でさえ、2誌をとっている私などは、収集日が出張と重なったりしたら次のときが大変です。毎週収集はありがたいですね。それなら出そうという人も増えるのでは?回収率上がりますよね、きっと!!
○ミックスペーパー
これは、神戸では「雑紙」と言われているもので、お菓子の空き箱や封筒、ストッキングの台紙など。個人情報も多いので、不要封筒などに入れて封をして出します。新聞・雑誌、牛乳パックと一緒に「紙類」の日に集められます。
○植木剪定材
これも、専用に回収の日があって、集められた剪定枝は業者に出してすべて堆肥化されています。年間の堆肥の量は11200トン、うち、3000トンを市民に無料で配布しているそうです。残りは製品化して売却。神戸では、公園や街路樹の剪定枝については半分程度堆肥化が行われていて、売却されていますが、残り半分と家庭から出るものは焼却されています。(この堆肥の質がかなり好評ということで、建設局に堆肥化など剪定枝の利用率を増やせないか質問したことがありますが、現時点では困難という回答でした。)
○容器包装プラスチック
神戸では北区で今年11月から収集が始まりますが、他の区ではこれからの容器包装プラスチック。鎌倉では以前から専用の日に回収されています。
○使用済み食用油
燃えないごみの日に、使用済み食用油の回収も行われています。ペットボトルに入れて回収された食用油は、バイオディーゼルの燃料などに利用されます。
○燃えるごみの取り組み
生ごみの処理機に1家庭最大4万円の助成があり、7万世帯のうち、1.4万世帯が処理機を保有しています。また、小学校などには大型の生ごみ処理機が導入されていますが、更に、今後生ごみの有効利用のため、生ごみリサイクルの検討をしているとのこと。また、焼却された焼却灰は、神戸ではフェニックスに埋め立てが行われていますが、鎌倉では「埋め立てゼロ」推進のため、溶融化して建築資材などに再利用が行われています。
○普及・啓発の取り組み
減量化推進員制度や、3R推進事業奨励金の交付など、地域の活力をうまく活用しています。後者の奨励金は、自治会などが申請して交付を受けます。市民の手で環境ニュースを発行するなど、市民の意識の高さを感じますね。

環境フェア

金曜日、これもG8関連行事ですが、中央体育館で開催された環境フェアを回ってきました。じっくり回っていろいろと質問したりしてたら2時間以上もかかってしまい、さすがに疲れました。。。中から少しだけご紹介。
バイオマス関連は多数・多種類の展示がありました。国土交通省系の下水汚泥のコーナーで、「LOTUS Project 下水汚泥資源化・先端技術誘導プロジェクト」について少しお話をお聞きしました。下水汚泥を資源として有効活用するには、微生物に空気を送るために電気を大量に使うのですが、省電力の研究とかやってないのかなあ、と思っていたら、酸素を使わない方法(嫌気菌)を研究中だそうです。酸素が少量で済めば、電力も少量で済むので、早く開発が進んでほしいものです。

バイオディーゼルも、何種類かの展示がありました。今のところ、菜種油からでも、廃食油からでも、バイオディーゼルを精製するのには、苛性ソーダなどの薬品が必要ですが、関西化学機械製作㈱という会社が展示していたのは、薬品の代わりに酵素を使って精製するもの。どこのプラントでも処理に頭を悩ませているグリセリンが自動的に取り出せる、と資料には書かれていますが、残念ながら酵素も高価なようで、コスト低減には至っていないということでした。

もうひとつは、農水省の関連組織(農研機構)が行っているSTING法とよばれる触媒を使ったもので、こちらは、グリセリンが生成されないというものです。装置がちょっと大掛かりなのではとも思いましたが、汎用品にはまだ至っていないようです。

それから、産業技術総合研究所という組織の展示では、木質バイオマスの展示を行っていました。稲わらでも何でも生物系のゴミからエタノールを取り出すのに、早くコスト競争できるような技術を開発してくださいね、と話したら、ともかく1リットル¥70を割るように目指しているのだそうです。

カーボンオフセットに関しては、ミニセミナーのような講習もやっていて、残念ながら終わりがけだったので受けられなかったですが、狭いところに10数人の人が講習を受けていました。日本ではまだまだ新しい概念ですが、これから広がっていくものと思われます。オフセットは、「埋め合わせ」という意味で、生活の中でCO2を出した分、削減努力で減らなかった分をCO2削減につながる事業や活動などに投資を行います。詳しくは、www.j-cof.org をご参照ください。

大阪湾のフェニックスについても展示がありました。このホームページを見て「何なのそれ?」と言う感じで、知らない人も多いんじゃないかと思いますが、神戸では六甲アイランド沖にあるゴミの焼却灰などの埋め立て処分場やその事業のことです。大阪湾には4箇所あって、六甲アイランド沖はそのひとつ。ごみが減らないと、この焼却灰も減らず、海上のフェニックスの埋め立て場の寿命も短くなります。

案内を送って下さった間伐材有効利用を進めている木原材木店のコーナーでは、ヒノキの間伐材の木片がお土産で配られていました。いいにおいです。間伐材など、国産木材のいい利用法はないでうか?というアンケートがありました。秋田の角館小学校のような、秋田杉を内装に使うような取り組みを兵庫県でももっと取り組んでほしいなと思います。これは、難しいかもわかりませんが、オフィスの家具も、何もスチールでなくてもいいところもたくさんあるんじゃないかと思いますが。(木の古い家具は私の好みでもあるので。。)

ほかにもいろいろありました。写真の装置のようなものは、持ち運び式のトイレです。ビニールシートのようなものが、ビューンと動いて、し尿を袋詰めできるようになっています。ありそうでなかったんじゃないかな、こんなトイレ。

最後の写真は、おまけですが、環境フェアのあとに立ち寄った、三菱神船のブラスバンド部のコンサートの様子。あまりに上手だったのでご紹介しておきます。仕事のあとの練習であれだけできたらすごいと思いました。(^o^)

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エコカーワールド

先週、メリケンパークで開かれているエコカーワールドに行ってきました。残念ながら希望者が多くて試乗はできなかったのですが、燃料電池車、電気自動車、燃料電池バイク、等々たくさんのエコカーを見ることができました。全部を写真に撮ることはできませんでしたが、一部だけでもご紹介します。

大体写真上から〜
(1)東京電力が出品していた、充電用のスタンド エアコン部分の電力が別系統になっている日野自動車のトラックと一緒に展示されていました。トラックは写真を撮っていませんが、長距離のトラックの運転手さんが、パーキン等で仮眠とかを取るときにエンジンは切って、この充電スタンドから電力供給を受けてエアコンをつけます。まだ、普及していないようですが、電気自動車が市場に出てくるときは、こうした充電スタンドはぜひ必要になってくるので、電気自動車の普及の鍵を握るものと思われます。
(2)燃料電池仕様のバイク 1回の充填で125km走れます
(3)燃料電池仕様の車 HONDA 1回の充填で430km走れます 写真がないですが、TOYOTA、日産も燃料電池車を出しているようで、リースもできるみたいですね。ただし、月に100万くらい!!ですが。。。
(4)電気自動車 三菱自動車「i MiEV」1充電走行距離160km 2010年くらいに販売予定だそうです。家庭の電源で14時間充電でフルに。急速充電だと30分で80%。
(5)電気自動車 慶応大学が開発中「エリーカ」1充電で300km タイヤが8本あるのは、快適な乗り心地のためということ。摩擦が大きそうですが、8本のタイヤを自動制御して摩擦が少なくなるように開発をしている、ということ。そこらへんも研究課題なんでしょうか。
(6)(7)(8)(9) いろいろな電気自動車です。私の愛するミゼット号にそっくりなのがいて、思わず記念写真。
(10)帰り道に乗車した神戸バイオガスで走る市バス。
このほか、電気自動車で、イーグルのコックピットのような縦にふたり乗りのくるかとか、カタログを見ると、水素自動車とか、DME自動車(ジメチルエーテル)なども展示されていたようです。

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千葉市・千葉バイオガスセンター

次に、盛岡から千葉へと大移動し、千葉市で取り組まれている、家庭ごみの生ゴミ回収の事業について調査を行いました。ほとんどの自治体では、生ゴミは、可燃ごみとして、紙その他の可燃ごみと一緒に焼却処分されています。生ゴミを発酵させてガス化して取り出し、利用している自治体は全国でも珍しいんじゃないかと思います。例えば、食品廃棄物の処理に、こうした手法が使われることは多く、神戸市内でも、コープさんが取り組まれています。生ゴミのバイオガス化の難しさは、とにかく、市民の分別への協力が得られるかどうか、がまず1番にくるでしょう。また、一度発酵が済んでいる下水の消化ガスとは違って、生の状態のものが、毎日、組成もいろいろと変化して捨てられることなど、生き物の微生物に、いかに効率よく発酵してもらえるか、更に、残渣の最終処分が効率よくできるか、などの課題があります。千葉市では、以前より、ある地区で生ゴミを分別回収して堆肥化するという取り組みが行われてきていて、そのままその地区でのモデル実施に移行できたということでした。分別回収には、大変協力的で、分別でのトラブルは少ないということ。優秀ですね。また、運営は、JFEの関連会社のジャパン・リサイクル(株)に委託していますが、ここでは、大規模な廃棄物処理が行える「千葉リサイクルセンター」が隣接しており、前述の残渣も、隣接のこのセンターでガス化溶融され、問題なく処理できています。更に、取り出されたバイオガスは、JFEの製鉄所に売却できるというメリットも重なり、大変うまく循環しているようです。ガスは、カロリーが多少低くても売却先はあるけれど、残渣の処分が一番大変でしょう、ということでした。ちなみに、生ゴミとして出せないものに、とうもろこしの葉っぱとか、貝殻とかが含まれていました。貝殻はともかく、とうもろこしの葉っぱって、今話題のバイオエタノールを連想して発酵しそうなイメージなんだけど、時間がかかるみたいです。(バイオエタノールを作るときも葉っぱは取ってるでしょう!?と突っ込まれそうですね。ハハ。)

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宮古島〜宮古製糖(株)製糖工場

宮古島、最後は、宮古製糖さんの工場を見学させていただきました。社長さん自ら説明をしていただいた後、甘い黒砂糖の香りのする工場の中を見学させてもらいました。工場の前にはさとうきびの積まれた山ができあがっていましたが、こんな置き方で腐らないのか、心配していましたが、なんと1日の処理量は1700トン!!ということで、目の前に積まれていたさとうきびの山は、腐る暇もなく工場で砂糖に変わってしまうようです。説明時にいただいた工程図を添付しておきます。収穫し、畑から運ばれてきたサトウキビは、最初にカッターで細かく刻まれたあと、圧搾機で4回絞られます。絞ったあとのかすで、この工場ではボイラー発電を行っていて、若干電力補充はするものの、かなりの部分の電力がまかなえているそうです。サトウキビを搾ったあとの汁を煮詰めて砂糖の原料になる原料糖と呼ばれるものが製品として出荷されます。製造の工程で発生する沈殿物なども、肥料や土壌改良剤として利用されていて、社長さんも「とうきびは捨てるところがないんです!」と、言われていました。写真は、カッターで切られたサトウキビと、トラックで運ばれたばかりのサトウキビの山、そして、サトウキビ畑と手前がタバコ畑です。

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バイオ・エコシステム研究センター

宮古島2日目は、まず、タイトルにあるセンターを見学しました。宮古島の主要産業は農業や畜産業、さとうきびを原料にした製糖業ですが、このセンターでは、それらのさまざまな廃棄物を再利用して、エネルギー利用したり、肥料にしたりと、リサイクルの研究が行われています。たとえば、宮古島では、宮古牛が有名ですが、牛糞をタンクで発酵させてメタンガスを取り出し、発電させるプラント、さとうきびの搾りかすを炭化させ、土壌改良剤として生成するプラントなどです。残念ながら、研究センターのため、当日は稼動していませんでしたが、これから研究が始まるという、使用済みのアロエの葉が大量に干してあったり、炭化の際の副産物であるさとうきびの炭の酢、ウージ酢が置かれていたりと、リサイクルの現場感は十分味わえました。

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宮古島〜地下ダム資料館

エタノールのプラントを見学した後、地下ダム資料館を視察しました。宮古島は、サンゴ礁でできた島です。山や川がなく、サンゴ礁の土壌は、保水ができないため、かねてより、かんばつ被害と戦ってきました。地下水が海に流れてしまわないよう地下で水をせきとめ、地下水を貯めておけるようにダムを整備し、また、ダムからくみ上げた地下水を道路沿いに設けた給水栓から引き込み、スプリンクラーでさとうきびなどの畑に給水できるようにした仕組みです。そういえばと畑を見ると、スプリンクラーがあちこちで回っていました。ここまで大規模な地下ダムは、宮古島が始めてなんだそうです。人が地上で使った水は、地下に浸み込んで、地下水として、また人に帰ってくるのが、身近に感じられます。

宮古島バイオエタノールプラント

1月末、県会市会での環境部会で、念願だった宮古島のバイオエタノールのプラント等を視察に行ってきました。私は、地理が苦手な上に、沖縄方面に行ったこともなかったので、宮古島と沖縄の位置関係とかもよくわかっていなかったのですが、沖縄から300kmも離れているなんて!!朝、7時30分の神戸発の飛行機で那覇へ。那覇で乗り換えてやっと宮古空港に到着します。雨で視界は不良でしたが、それでも感動する青い海の中、宮古島の大地には一面のさとうきび畑が広がっていました。(飛行機の中で隣にいた崎元さんに、せんせい、あれ何?って聞いたら、あー、あれは”とうきび”や!!って教えてもらったんだけど、日ごろの会話のほとんどが冗談なので、”ええええ?ほんとうなん??ほんとう??”と疑ってしまった。崎元せんせい、すみません。m(_ _)m本当にどこに行ってもさとうきび畑でした。。(^。^;))
バイオエタノールのプラントは、環境省の事業として進められていて、さとうきびから砂糖を作る際に廃蜜と呼ばれる廃棄物が出るのですが、それを発酵させてエタノールを取り出すものです。さとうきびから燃料を作ることで、砂糖の値段が上がる問題が起きていますが、ここの事業は、副産物である糖蜜を利用している点にメリットがあります。糖蜜に適した酵母菌の開発や、(熊本大学)効率よいプラントの研究が行われています。プロセスは、糖蜜を酵母菌で発酵させ、生成された6%のエタノールを蒸留・脱水工程によって99.5%以上に濃縮させるもの。ここで生成されたエタノールは、別の場所にある給油所で、ガソリンと混合され、3%混合ガソリンとして給油、島の公用車など、すでに300台がこのE3燃料で走っています。
写真は、プラントの前、発酵・蒸留中のもの、プラント設備、給油設備です。

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東灘バイオガス、もうすぐ本格始動

昨日、県市の環境部会で、東灘下水処理場でのバイオガス設備を見学してきました。実証実験を経て、これから本格的に、バスなどに使われる燃料供給のスタンドもオープンします。下水を処理する際に出る汚泥(微生物の死骸などのごみ)は、減量化のため、タンクで更に発酵消化をさせるのですが、その際に出るメタンガスを、加水・加圧することによって二酸化炭素や硫化水素を取り除き、自動車燃料にも使えるものに精製します。これまで、実証実験用設備で市バス1台分のガスを供給してきましたが、2月中旬(以降かも?)から本格稼動しようとしていて、40台分くらいの燃料が賄えるということです。最近、運送用の車とかでも天然ガス仕様の車も増えてきているので、これから、供給先を探して契約していく予定ということです。一般車でも、ゴルフバッグをあきらめてもらえればタンクが積めるので、バイオガス車にできなくはないそうです。ただし、改造に100〜150万円くらいかかるのと、ステーションが少ない難点があります。これからの話になりますが、消化タンクも新型に代わって効率が上がり、消化・発酵が効率よく電気の消費量が減る見込みがあること、もう1基タンクができること、など、更に燃料供給に回せる量も増える見込みということですから、バイオガス車への改造も本気で考える必要が出てくるかもです。とても期待の持てる取り組みですが、日頃辛口の「ムーヴ」という番組でも、ほめられたとか。もうすぐ正式オープン(2月8日?)となりますから、皆さんニュースなどでチェックしてくださいね。
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伊丹の廃食油再生事業

13日、伊丹市に民主党の県会・市会で立ち上げた環境部会で視察にいってきました。天ぷら油からディーゼル車用の燃料油が再生されるお話を詳しく聞いてから、ディーゼルエンジンについて考えさせられることが多いなあ、と思っていたら、雑誌WEDGEでも「次世代のカギ ディーゼル戦略で出遅れる日本車勢」という記事を目にしました。クリーンディーゼルの要となる「コモンレール」という技術をめぐっての記事です。自動車のエンジンなんて、あまり興味なかった分野ですが、興味深く読みましたね。視察の詳細は、今、せっせと作っているニュースでこちらも詳述します。

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10月31日 新潟市中央市場

10月31日〜11月2日、民主党議員団B班で、新潟〜長岡〜東京に視察に行ってきました。初日の31日は、青果や鮮魚などの新潟市内4つの市場を統合してできた、日本で2番目の広さと言う新潟市中央市場を見学してきました。市場の中には、たくさんの野菜や果物が並んでいましたが、私には、ニューカレドニア産のかぼちゃが並んでいるのが「天国に一番近い島から運ばれてきたのかあ、、、」と印象的だったですねえ。。。

写真1・・・トラックから冷凍庫に温度を保ったまま運搬できる積み込み口を持った冷凍倉庫です。この冷凍倉庫の左側からは、民間の組合で資金を調達して建設しているそうです。(ちなみに神戸市ではPFI方式で新中央市場を建設しています)

写真2・・・今回の市場の見学の目的のひとつでもある、消滅型の生ゴミ処理機「ゴーミキサー2」です。市場内で発生する生ゴミを入れ、籾殻と混ぜて発酵させます。投入時のエレベータ移動や間欠運転の攪拌時に電気を消費する以外は、水を入れるだけで加熱の必要はなく、生ゴミを分解して、水とCO2に戻します。建屋を含めた初期投資が4300万円。1日1トンの生ゴミを処理できます。電気、水、メーカーへの保守費が、それぞれ30〜50万円程度。資源を生み出すことはできませんが、堆肥にした場合に堆肥の受け入れ先を探すのに苦労することを考えると保守費もそれほどかからずに分解して水になるということで、いろいろなところから注目されています。生成された水は、下水処理にまわされます。

写真3・・・同じ施設内にある発泡スチロールのリサイクル施設でリサイクルされた、インゴッドです。巨大な水あめが固まったような感じのものです。市場内で排出される発泡スチロールも、同じ場内で無料で処理できるようになったため、不法投棄も減ったとか。インゴッドは売れるそうですが、今、燃料にしている重油が値上がりして、元が取れるところまでは行っていないらしいです。

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旧芝川再生プロジェクト

旧芝川再生プロジェクトは、テレビ朝日の「素敵な宇宙船地球号」という番組で、取り組まれたもので、これまで3回にわたって放送されました。ドブ川となった旧芝川を、テレビのスタッフ、住民、水質浄化の専門家、地域の企業が一緒になってきれいにしようと取り組んだ様子をテレビ番組にしているものです。(http://www.tv-asahi.co.jp/earth/shibakawa/)番組の中でも、川の中で少し川遊びができるようにと、埼玉県もワンド作りを協力していて、知事さんなども番組出演されていることから、今回、県の方に視察をお願いしたところ、快く引き受けていただきました。

県の河川ご担当の方、番組のディレクター、炭素繊維の専門家、水生植物浄化のための土壌改良の専門家と、1時間半にわたって、お話をお伺いすることができました。元々、新芝川を整備して旧芝川への水門を閉鎖したことや、下水未整備の地域も多く、生活排水が流れ汚染も進んでいることから、県では芝川全体をきれいにしていこうと、「清流ルネッサンスⅡ」という事業を進めてきています。旧芝川へと水流の流れを作る(導水事業)ことと、じゃりなどを使って、水をきれいにする設備(浄化施設)やヘドロを除去していこうという取り組みです。H17年までの取り組みで、導水と浄化施設は終了しています。ヘドロは全部除去できているわけではありません。

一方、県の取り組みが終わった頃のH17年にテレビ朝日の10周年記念で、番組そのもので川をきれいにしようというプロジェクトの話が持ち上がり、ターゲットに選ばれたのが、旧芝川でした。(それだけ汚れていたということ?)番組では、微生物の力を使うこと、番組が終わっても続けられるよう住民の皆さんに一緒にやってもらおう、という方針で進められました。浄化の方法として、

1.炭素繊維を利用して、炭素繊維の周りについた微生物で浄化を進めるもの
2.ヨシなどの水生植物を利用して浄化を進めるもの
3.えひめAIと呼ばれるイースト・ヨーグルト・納豆の菌の培養液を使って家庭排水を浄化していこうというもの
の3つが主に取り組まれてきています。

番組の冒頭で、メタンガスがブクブク浮き上がってくる旧芝川が登場しますが、ヘドロの暑さは50cm以上、匂いもひどかったようです。ヘドロのままではヨシが根を張れないため、マッドキラーと呼ばれるリサイクルの土質改良材を使ってヘドロを硬くさせています。この実演のため、わざわざヘドロのたくさん残るエリアから採取してきてもらっていたのですが、強烈な匂いでした。混ぜられた土は硬くなっているのですが、やっぱり元はヘドロである、ということを忘れて、池田りんたろうさんと、私が手で触って確かめてしまってから後悔しました。(笑)

視察のこの日は、気温が38℃という猛暑の日。照りつける太陽の下、皆さんが奮闘した川を見に行ってきました。予想していたよりきれいで、炭素繊維のぶら下がっているフロートの近くでは、パンフレットにあるように小魚(多分、カダヤシだと思う)が泳いでいました。川の水に匂いはなく、カニも歩いていましたね。ヨシは残念ながら、ここの水深が深すぎて育たなかったので、第2弾のガマが植えられていました。ガマやマコモは、水深が深くても育つのだそうです。

番組で取り組まれたエリアは、まだまだごく一部の地域でしかありませんが、取り組みは続けられていて、次回の放送も予定されtいるようです。県の取り組みも先行していて、何がどれだけ効果があったのかは、定量的にはつかみにくいところではありますが、きれいになったの確かなようです。そして何よりも、地域の住民の皆さんの意識が大きく変わってきたことが大きいでしょうね。

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雑紙リサイクル

皆さん、新聞や雑誌、地域の集団回収に出されていますか?私の住んでいる地域では、月に2回の回収があって、いつも、必死で出しています。2種類の新聞とそれに入ってくるチラシに雑誌と、忘れてしまった次の回はさあ、大変。それでも紙はリサイクルでは優等生、水に溶かせば次の紙の材料に変わりますから、場所も取るし、出すときも大変なんだけど、がんばって回収に出しています。
 お菓子の箱とかも整理して出していますが、あまり知られていないので、もっとPRしてくださいよと言っていたら、神戸市では、これから雑紙の回収に力を入れますということでした。それで、添付のチラシがポストに入ってました。雑紙(ざつがみ)というのは、お菓子の箱のほか、ティッシュの箱とか、ストッキングの台紙とか、とにかく、セロハンとかがついてないほとんどの紙を指します。(チラシを見てくださいね)一度、紙すきをやってみると、その原理がよくわかります。残念ながら地域の集団回収は、市から配られる予定表からもはずれているし、運営は地域任せになっているところがあって、今いち知れ渡っていないことと、月に2回では、出せなかったときに家の中が新聞で一杯になってしまうという欠点があります。これからもっと回収率が上がる方法を本気で考えていかなければならないですね。

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エコ市民フェスタ

エコ市民フェスタの中で、電気自動車を運転してきました。エンジン音がまったくしない(当たり前なのだ)のと、アクセルを踏んだ感覚が、ガソリン車とは全然違って「あれれっ?」という感じ。1回の充電で100kmくらいは走れるそうです。専用の充電器でないと充電できない、充電に時間がかかる、スピードを出すとバッテリーが早く切れる、など、課題はまだ多そうですが、ここまで来たか!と実感しました。(写真左)試乗はできなかったのですが、神戸芸工大の学生さんが、デザインをした小さい電気自動車も展示していました。車体の外板は、なんと、段ビニ製。(段ビニは、樹脂でできた段ボールです)本物は、FRPで作るらしいけど、ちゃんと道交法をクリアして乗れるようです。超かわいいのです。(写真中)最後の写真は、「かえっこバザール」という催しで、子どもたちが不要になったおもちゃを持ち寄って、券と交換し、その券を使って欲しいおもちゃと交換できるもの。オークションの様子です。子どもたち、みんな真剣そのもの。おもしろうそうだったので、(私も、おもちゃ、持ってきたら良かった、、)とマジで思いました。(笑)

  

福祉環境委員会

27日、新しい委員での第1回福祉環境委員会が開催されました。それぞれ事業概要の説明と国家予算に対する要望の説明に加え、保健福祉局で1件の陳情の審査、環境局で追加報告が1件ありました。陳情は、現在再度山の山中にある知的障害者入所施設「ひふみ園」の老朽化に伴い、星和台団地近隣に移転の計画に対し、地元自治会から話し合いの継続などを求める内容のもので、全会派一致で打ち切りとなりました。
もう1件、追加報告ですが、和田岬ポンプ場の移転(新しいポンプ場を設置)工事に先立って遠矢浜北側水域の底質を調査したところ、環境基準を超えるダイオキシンが検出されたというものです。27日の新聞にも記事が載っていますので、詳細は神戸市のホームページをごらんいただけたらと思いますが、専門家を含めた対策委員会を立ち上げ、早急に汚染範囲の確定や対策法を検討していくということで、直ちに健康に影響するようなことはありません。いろいろと委員から質問があり、当局から説明がありました。ダイオキシンの発生で考えられるのは、ごみなどの焼却によるものと、コプラナPCBです。コプラナPCBはトランスなどに使われるもので、ダイオキシンに近い働きをします。(ここから委員会報告でなく、川原田によります)ごみ焼却の方ですが、神戸市内の焼却炉は、すべて徹底したダイオキシン対策が施されており、排出基準をはるかに下回るものとなっています。ダイオキシンは250℃〜300℃くらいで最も合成されやすく、その温度範囲を過ぎると合成されにくくなります。市内の焼却炉は800℃以上で燃焼させており、この温度では化学反応してダイオキシンができる量は大変少なくなります。燃焼を完全にするために自動攪拌など、工夫が行われており、更に、250℃〜300℃付近の温度にならないよう24時間運転を行っています。微量ではありますが生成されたダイオキシンも、その後、①排ガスの急速冷却によりこの温度の通過時間を最短にして冷却②消石灰と反応させた後、バグフィルターと呼ばれるろ布に吸着させて取り去り③排ガスはNOx除去のためアンモニアと反応させて窒素と水に分解させますが、このときに使用する触媒によってダイオキシンも提言させる効果を持ちます。(東クリーンセンターの排ガス処理部のパンフレットを添付します)(説明終わり)
水底の底質の環境基準は、150pg-TEQ/gで、今回の観測値は350〜830pg-TEQ/gという数値でした。土壌では基準が1000pg-TEQ/gになっており、海の底だから基準が厳しいようですね。市は念のため釣りをしないように呼びかけていますが、皆さん!?元々釣りは禁止の区域ですからね。

仙台(松森工場)

資源化センターの隣にある松森工場は、こちら神戸ではクリーンセンターに相当します。以前、東クリーンセンターを見学したことがありますが、燃焼の方式の違いや灰溶融炉の設備などのほか、市民の見学者に配慮した施設になっている点が特徴的でした。写真の恐竜は、子どもたちに分かりやすく説明するためのちょっとした展示物ですが、足の部分は空き缶を延ばしたものが貼り付けられていて、リサイクルをPRしています。(どうしても習性で、どうやって作るんだろうと、アップで撮ってきました。芸が細かい!!)
建設に関わる裁判もあり、法規定で年1回の測定義務があるダイオキシン測定ですが、年12回行ってホームページ上で公開しているということでした。(とにかく値が小さいから帰ってからホームページをぜひ見てほしいということ。確認しましたが、確かに非常に小さい値でした。)

 

仙台(松森資源化センター)

神戸市の資源リサイクルセンターに相当する、仙台市の資源化センターを視察しました。センターは、第3セクターで運営され、1日あたり35トンの資源ごみが運ばれ、うち30トンがリサイクル、残り5トンは穴の開いていないスプレー缶など、こちらは埋立に回されます。ペットボトルも含め、鉄、アルミ、びんは資源として収入があり、乾電池・蛍光管は逆に処理費用を支払っているのだそうです。神戸市の資源リサイクルセンターとこのセンターの違いは、

1.磁気によるスチール缶分別以降は手選別処理で行っている。(全部で48名の社員が手選別 写真左)神戸のセンターでは、アルミ缶、ペット、びんも機械で選別。分け切れなかった最後の手作業部分のみ。

2.ゴミ袋でなく、回収容器を使用。(写真中)

3.スプレー缶、乾電池、蛍光管も一緒に収集

手選別作業は大変な作業です。中身がそのまま入っているものを除いたり、びんのふたをはずしたりと、流れ作業の中で次々と作業が行われていました。ここでは、障害者の就労は一部のみで、作業されているのはパート作業員ということでした。最後にできあがる資源ごみのロット(写真右)は、例えばペットボトルなど、キャップがどれくらい残っているかで、引き渡す際、検査が行われます。仙台はキャップがついたままのものが多く、問題なんだということ。

注〜この問題はどこも同じです。ペットボトルやびんのキャップははずしてから出しましょう。

  

建設水道委員会

昨日、建設水道委員会で新神戸トンネルⅡ期工事についての報告がありました。新聞(神戸)にも記事が掲載されていますが、図がわかりやすいので添付します。
南行き→H18年2月8日供用開始予定
北行き→H18年3月下旬予定
南行き部分は、トンネルになり、上の部分は公園として再整備するようです。
このほか、水道局からは環境会計の報告がありました。昨年、決算の委員会で質疑があった、水圧を利用しての小水力発電設備(NEDOの補助を受けて整備。千苅浄水場において28mある送水時の落差を利用して発電。)は、現在順調に稼動し、1時間当り78kwの電力が得られているそうです。浄水汚泥もセメントに加工することで利用が進められ、リサイクル率は66%ということ。100%を目指して他の利用を検討中のこと。環境会計は、どの自治体も水道から取り組みが始まっているらしいです。なぜでしょうね。市長も導入を進めていく方針を持っていられるようなので、今後、ほかも検討されていくものと期待できます。(環境会計についての詳細は、また後日に。)


新神戸トンネルⅡ期工事

以前にご質問のありました、生田川周辺道路の工事の件ですが、長くかかっていた工事、やっともうすぐ終わるようです。活動報告に掲載しています。

下水処理について(その3 下水汚泥から天然ガス抽出)

これは、最近の神戸新聞の1面記事で報道された内容を少しご紹介します。(神戸新聞Web News http://www.kobe-np.co.jp/ 11月30日の記事をご参照)下水処理の一般的な仕組みの図に、下水処理のあとにできた汚泥を消化タンクにつなげていますが、この消化タンク内では、微生物による発酵が行われ、この結果、発生したガスを消化ガスとして取り出し、再利用されています。今回、東灘処理場での実験では、この消化ガスからバイオ天然ガスを取り出すことに成功したというもの。今後このガスを使って天然ガス車の燃料として使用し、排ガス成分や走行性能などを調査するということです。見通しでは、ここの処理場から生成される燃料は、走行1万km/年の車2000台分に相当するということで、非常に期待が持てるものです。廃棄物処理というと焼却場ばかりが取り上げられてきていますが、下水処理も大きくその一環を担っています。窒素やりんは、家庭の炊事でリサイクルやごみを出さないようにいくらがんばっても、トイレの排水の影響が大きく、限界があります。循環型社会に向けて個人個人が意識していくことは重要ですが、ここまで都市化している社会の中では、社会全体で検討していく必要があります。20世紀、大量生産が必要とされ、そのためにも産業が発展しましたが、今世紀の必要の重要なひとつとして、まず、循環型社会、環境を維持することがあげられます。新しい必要に応じた新しい技術のひとつとして、今後の動向に注目したいですね。

下水処理について(その2 高度処理等)

下水の高度処理は、いろいろなバクテリアの性質を利用して、「汚れ」だけでなく「窒素」や「りん」も同時に取り除く仕組みです。市内では、ポートアイランド・玉津・鈴蘭台の処理場に高度処理が導入済みとなっています。高度処理は、窒素・りんだけでなくBOD(汚れ)そのものも除去する効果があり、先ほどのグラフでもこの3箇所の処理場でのBODが、1ppmと非常に汚れの無いきれいな水になっていることがわかります。ただし、グラフからもわかるように、現行の高度処理では、窒素・りんをバランスよく取り除くことは難しく、グラフ上に赤い線で示した、新設・更新の下水処理場に義務化される国の基準(流域総合計画基準)を満たしていないことがわかります。現在更新中の新・垂水下水処理場では、これらの厳しい基準をクリアするための実証実験が行われており、基準を満たす目処が立ったと伺いました。
下水道普及率と、川や海のBOD(汚れ)の値は明確に相関(下水道のみではありませんが)していて、下水施設が発展したことで川や海がきれいになってきていることが示されます。(参考にグラフを示します)

高度処理等に関連し当局に質問・提起した内容を下記に示します。

質問:「もっと早く高度処理に取り組みべきでは?」
下水の高度処理は、処理水を海に流す以上、確実に海をきれいにするものです。現在、高度処理水の再利用に重点が置かれ、せせらぎへの使用などが注目されていますが、再利用は今後増えるとしても3割程度、残り7割は海に流されます。新垂水処理場では、神戸市で最もレベルの高い高度処理の導入が予定されていますが、西部処理場の高度処理化の予定は20年後とずっと遅く、もっと前倒しに取り組みべきではないですか?
市回答:今後、新設・改築する施設は高度処理施設としての整備が不可欠となっている。神戸市では、垂水を含めポートアイランド・東灘の拡張・改築に併せて高度処理導入が予定されているが、財政事情から西部は2025年までとなっており、前倒しは厳しい。下水処理場は市民になじみが薄く、身近な施設としてPRできるよう、せせらぎなどの再利用を中心に広報してきたが、残りが海に放流されること、など、市民生活とどう関わるかを考え、広報のあり方を検討したい。

質問:「ディスポーザについて」
最近新築のマンション等で、浄化設備付きのディスポーザ*が導入されたものが出てきています。ディスポーザは、下水の普及が欧米に比べ遅かった日本では規制があり普及していませんが、アメリカでは6割くらいの家庭に普及しています。下水処理に負荷がかかる反面、生ごみが出ないメリットもあり、北海道の歌登町で国が地域全体でディスポーザを使った社会実験も行いました。垂水処理場の能力が向上するタイミングで、他都市に先駆けて社会実験(一部の地域)を行い、メリット・デメリットを比較してみてはどうですか?

市回答:歌登町の実験結果がもうすぐまとまることになっており、その中に、使用上の指針が示されるので、まずは、その結果を見て今後の動向を判断したい。

*用語解説:ディスポーザ(台所の流しの排水管に取り付けて、ごみを砕いて下水管に流す装置。神戸市では浄化処理器付きのもののみ設置を認めていて、直接下水に流れる単体のものは使用を禁止している。

 

下水処理について(その1 一般的な仕組み)

市会ニュースで紹介しました記事を、遅ればせながらここに再度紹介しておきます。まずは、左に下水処理の一般的な仕組みを示します。右の図は、神戸にある7箇所の下水処理場の、BOD(有機物・汚れの目安と思ってください)、窒素、りんの放出量を示したグラフです。一般的に魚(フナなど)が住める基準がBOD=5ppm以下と言われています。BODが2〜3ppmになってくると鮎なども住めると言われています。これまで下水処理はBODを基準に行われてきましたが、窒素やりんが多いと赤潮などの原因ともなり、これらを取り除くための「高度処理」化が導入されてきています。

 

♪ごみはトコトン分けトン、知っトントン♪

皆さん、いきなりこのタイトル、びっくりされましたか?神戸市環境局が、11月からの市内全域で行う、ごみの6分別の、PRキャラクター「ワケトン」くんの歌ができあがりました。これから、街頭で「ワケトン」くんがこの歌で踊っている姿を目にされると思います。歌は、広報のためであればホームページに掲載してもいいよという許可をいただきましたので、アップさせていただきました。CDの歌詞と、振り付けも合わせてご紹介しますね。
9月中旬から始まった市会も、明日は、決算特別委員会の意見決定となりました。今回の市会では、バス・地下鉄・上下水道・病院の特別会計の審査を行い、私は委員として出席、交通、下水道、上水道の3つの局の質問を担当しました。日頃、思うことのあるものばかりだったので、大変でしたが、勉強になりました。後日、市会ニュースで紹介させていただきます。(市会ニュースができあがればホームページでご紹介いたします。)

 

神戸の水に関して

私の出身となります、三菱重工の組合機関紙に掲載予定の記事をここに紹介します。

◎神戸の水はどこからくるの?
神戸の水の3/4は、琵琶湖・淀川を水源とする阪神水道企業団から購入しており、残りを、自己水源(一部県営水道から購入)で賄っています。

◎神戸の水はおいしいんですよ!!
阪神水道の水は、数年前より全て高度浄水処理*を行った水となっていて、においが消え、「おいしい水」になっています。今までかび臭いと思って水道水は飲まなかった方も、だまされたと思って一度試してみてください。昨年、グリーンフェスタで1821名に参加をしてもらった、市販のミネラルウォータとの飲み比べ(どちらが水道水かわらなくして飲んでもらう)では、1194名(66%)の方が水道水の方がおいしいという結果が出ています。

◎水道料金は値上がりしないの?
阪神大震災は、当然ながら、水道施設に壊滅的な被害を与えました。これを受け、水道料金はH9年に一度値上げが行われています。その後、H13年に、阪神水道の受水費の値上げ(12%)が行われましたが、水道料金は据え置いています。これは阪神水道の値上げに対する対策として、水道事業基金*2から毎年21.6億円を水源基金として収入に繰り入れして対処しているためで、現在残高69億円の水源基金はH19年度末に残高0となり繰り入れができなくなります。また、阪神水道企業団も経営努力等により、H19年度までは受水費を据え置くとしておりますが、以降はわかりません。現在のところ、神戸の水道料金は、13の政令都市中10番目と、比較的安い設定となっており、H19年度までは維持する方針が出ています。

◎これからの水はどうなる?
ここ数年、節水や景気低迷、高齢化等の影響を受け、水道の給水量は減少し続けており、水道事業の財政は厳しい状況となっています。また、神戸の主要な水道施設は、昭和40年代に整備され、これらがH20年以降、老朽・更新の必要が出てきます。H20年以降に危機的な財政状況に陥ることが予測される中、神戸の水道は、大きな転換点を迎えています。(*3)この4年間に、公営企業としての「公」の責任(安全で良好な水をいつでも供給できる)を堅持しながら民間活力導入等を含めた事務事業の再構築・徹底した経営改善を行う目標が定められました。施設の更新の必要性は全国共通の課題であり、国も、6月に「水道ビジョン」を発表し、これまで培った高いレベルの日本の水道を今後につなげていくため、水道事業のありかたに関する方向性を打ち出しました。


*高度浄水処理:琵琶湖等で水温が上昇するに従って、植物性プランクトンが増殖し、においの元となる物質を作り出します。高度浄水処理は、オゾンで有機物質を分解後、活性炭によって、かび臭さやトリハロメタンの原因となる物質を除去することにより、おいしく安全な水を作ります。

*2 水道事業基金:水道設備の整備や受水費の値上げに対応するため、開発者からの負担金を積み立てているもので、H15年度末の残高は水源基金69億円を含め254億円。

*3 また、今年の三位一体改革の影響では、一般会計でも180億円の財政不足が発生しました。一般会計で拠出の阪神水道への出資金のうち不足分14.5億円を緊急に埋めるため、水道会計で立て替えるという異例の措置も取られています。)

 

第2回定例市会が終了しました。

昨日、第2回定例市会が終了しました。議長・副議長を始め、常任委員会・特別委員会の委員が改選されています。私は、福祉環境委員会から文教経済委員会へ、大都市税財政制度確立委員会から、外郭団体に関する特別委員会の委員に代わりました。さっぱりわからない昨年の今頃から1年が経過して、本当は、どちらの委員会ももっと続けたいところですが、たくさんの委員会を経験しておくべきでもあり、また、1年間、新たな気持ちでやっていこうと思っています。本会議終了後、ヴィッセル神戸を応援する議員の会がありました。活動報告にクリムゾンの専務のお話を載せています。

6月7日福祉環境委員会

6月7日、福祉環境委員会が行われ、陳情3件についての審議が行われました。環境での陳情2件は、「H17年4月に予定されている事業系ゴミの処理手数料の値上げを、景気の低迷の中、延期を願いたい」というものです。本来、条例で定めた値上げですが、商店街等への値上げの影響を配慮し、また値上げの目的でもあった事業系ごみの分別・リサイクルが思ったように進んでいないことを考えて、趣旨採択となりました。延期の間に、事業主への目的説明の徹底と、分別・リサイクルを進め、ごみの減量につなげるよう、行政側に要請しています。
もう1件は、有料老人ホームの設置運営に関する陳情です。陳情者は「アジュール舞子施設整備事業見直しを求める住民有志」の皆さん、内容は、有料老人ホームの設置に関して、H16年1月1日に出された県の指針「地域の高齢化率を配慮し、1施設100戸以下とすること」を、神戸市にも早急に適用するよう市議会に求めているものです。審査の結果は審査打ち切りとなりました。この設置運営基準は、平成8年より県から神戸市に権限が委譲されており、神戸市が独自の指導指針を持って運営しています。また、県の指針も、地域の実情に応じてそれぞれ決めることができるとなっております。地域コミュニティのバランスが取りざたされていますが、本当に切実にこの指針が生まれた背景には、自治体単位となっている、介護保険の保険料の負担割合の問題があります。介護保険の保険料は、国や県の単位ではなく、各自治体毎に保険を給付した額と負担者の割合で決定されています。その負担%を下の図に示します。
ここで、厚生労働省が公開している数値を元に、大まかな試算を行ってみました。
介護保険負担増試算
500人の老人ホームが設立され、すべて市外からの流入者とした場合と仮定しますと、65歳以上の保険料の負担増は、
神戸市 1ヶ月6円
人口3万人の市 1ヶ月274円
となり、小さな自治体でこうした施設が次々とでき、都会から移住する人が増えると、保険料負担が目に見えて増えることがわかります。また、保険料以外に12.5%は各自治体負担ですから、自治体の財政にも影響します。神戸市の単位では、影響は小さく、また、市内在住の人の入居の割合も大きいと予測されます。地価の高い都市部において、県のこの基準をそのまま採用した場合、神戸市以外の郊外の小さい自治体に増えることも予測できます。コミュニティの人口バランスには配慮は必要ですが、こうした施設が都市部でも必要とされることや、都市で経営していくうえでの土地の有効利用、その他いろいろと他の観点も含めて指針を決めていく必要もあると判断し、陳情は審査打ち切りとなりました。


資源リサイクルセンターがオープン(その2)

資源リサイクルセンターに示してあった、圧縮後の

ペットボトル(左)
アルミ缶(中)
びん類(右)

の写真です。写真を小さくしているので少しわかりにくいですが、ペットボトルはあまり小さくなっていません。このセンターでは、ペットボトルの破砕まではやらないので、この写真の物が生成品ということです。以前から、いつも、空きペットボトルの輸送がもっと効率よくできないものかと思っていました。飲んだ後小さくさえなれば、あれほど効率良い容器はないと思うからです。例えば蛇腹とか、、と思っていたら、ある日ニュースで、開発中という、蛇腹のペットボトル容器が紹介されていました。まだコスト面やその他で実用には至っていないということですが、期待したいですね。

  

資源リサイクルセンターがオープン

4分別の象徴的なリサイクルセンター、「神戸市資源リサイクルセンター」が、複合産業団地内で神鉄「木津」駅に一番近い所に本日オープンしました。資源リサイクルセンターでは、神戸市全域から収集された、「缶・びん・ペットボトル」が分別され、資源として再利用されます。運営をどこにするかでいろいろと神戸市議会でも取り上げられましたが、最終的には民間業者が、当初ランニングコストを大幅に下回る(-\5,000万円/年)価格を提示し落札しました。民間経営によるコスト減は大きいと思いますが、生成されるリサイクル資源を全て商品として流通させるノウハウ等も価格低減に影響したようです。ただし、この工場は、分別作業の手作業部分に知的障害者の就労を考慮した福祉工場としての目的もあり設立された経緯があり、こちらは神戸市が直接雇用した上で配置する運営となっています。最近小さい作業所から、付加価値のある自然素材の手作り食品等を製作し販売することで収入を得て、成功しているところがたくさん生まれてきました。でも、大きな規模での運営となると行政のサポートはまだまだ必要です。障害があっても得意な分野で自然に働くことができる社会、ひとりでもたくさんの人が「自立」できる社会を目指すべきと考えます。

 

「神戸夢風船&クルーズチケット」の販売

本日より、「神戸夢風船&クルーズチケット」というチケットの販売が始まりました。このチケットは、「私鉄・地下鉄の乗車券」「夢風船ロープウェイの乗車券」「ハーブ園入園券」「クルーズ船の乗船券」がすべてセットになったもので、地下鉄のみなら¥2000という安さです。詳細は、
記者発表資料「神戸夢風船&クルーズチケット」の販売
をご参照ください。私もこの機会に久しぶりにクルーズ船に乗ってみようと思っています。
資源リサイクルセンターの開所式に行ってきました。活動報告更新しています。

  

視察#2(コープ神戸食品リサイクル工場)

コープ神戸の食品リサイクル工場は、昨年、多忙な中を菅直人代表がどうしても視察したいと見学された、これからのリサイクル社会のひとつのお手本のような工場です。元々お豆腐やパンなどの食品工場でもあるここの工場では、お豆腐の廃棄物である「おから」が、飼料用として、水気を含んだ状態で業者に引き渡しされていました。引き取ってもらう飼料としての価格は、運搬費用とトントンで、利益は出ていなかったのですが、工場内の熱利用による温風乾燥でこのおからを乾燥することにより、重量・容量減に伴う諸費用が軽減されただけでなく、飼料としての買い取り価格が上昇したことにより、逆に利益が生まれるといったメリットが出ているとのことです。また、食品廃棄物等のいわゆる、工場から出る生ごみを元にメタンガスを発酵させ、これを燃料にして発電を行うシステムも導入(写真の系統図参照)され、工場内の電気供給の一部に用いられています。いろいろな廃棄物は、通常、ビニール等の袋に入っていたりしますが、これを自動で分別する装置も開発されています。ほとんどうまくいっているそうですが、この装置に、お餅やみたらしだんごの廃棄物が混じるとき、装置の壁などにくっついてトラブルが発生するのが悩みということでした。ここの工場での食品リサイクル率は96%となり、これからの食品リサイクル法に向けて優等生の工場です。メタンガスの発電システムは、海外のメーカーの特許が用いられているということでしたが、伊万里市で見学した、生ごみを原料にした有機堆肥生成と比較すると、場所をとらないこと、においがしないこと、生成物が電気となりその後の利用(堆肥では運搬や販売が必要)が楽なこと、などから、都市部での生ごみリサイクルのモデルケースとなっていくのでは思いました。ただし、ここの工場のようにすべて限られた材料、敷地内でのリサイクルなど有利な条件がそろっていたわけですが、今後、一般ごみ等への応用となると、かなりの問題を克服する必要があります。また、現時点でも可燃ごみを焼却して電気が得られているということもあり、社会全体で、最も効率よい循環システムを考えていかなければなりませんね。


リサイクル

本日、福祉環境委員会の視察で、「リサイクル工房あづま」を見学しました。葺合警察署横の、旧吾妻小学校校舎を利用して運営されています。市民の皆さんから持ち寄られた古本やベビー用品などを希望者に提供したり、啓蒙活動の一環として捨てられていた家具や自転車を修理・修復して市民の皆さんに安く提供するといったサービスを実施しています。リサイクル業が今やひとつのビジネスとして確かな地位を得ており、車に乗ればたくさんのリサイクル屋さんを目にするこのごろ、今ひとつ行政としての設立の目的が明確になっていないような感じが少ししました。先日、子供用の紙すきセットを購入して、いろいろと自分でも古紙のリサイクルを試みてみてうまくいかなかったので教えてもらえるかと期待して行ったのですが、廃油の石鹸の作り方も含め、教室の時でないと詳しい方がいないようでした。リサイクル品を売って利益を得ることが第一目的でもなく、ごみの削減でもないのであれば、もう少し基本的なことについては何を聞かれてもいいようなセンターであってほしいなと思います。紙すきセットは¥1000くらいで購入できます。材料として売られているパルプを使ったもの以外はあまりきれいにできなかったので、今度、もっといろいろと試してみようと思っています。紙すきをすると、これまでごみとしてしか見ていなかった古紙が、材料に見えてきます。今度、もう少し研究(?)してみて、またご紹介しますね。ただし、紙を混ぜるときにミキサーを使いますので、エネルギーゼロではできないですね。自分の力でシェイクしてもできなくはないようですが、あまりきれいにはできまいようですし、手首が痛くなるかも。「リサイクル工房あづま」で並んでいた物を写真で紹介しておきます。家具は¥2000〜¥3000、自転車は¥1000くらいだそうですよ。ただし、抽選となって家具が9倍、自転車は19倍くらいの倍率を勝ち抜かなければならないようですが。

  

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