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イギリスその2 聖クリストファー・ホスピス

イギリスの2か所目は、世界で最初と言われるホスピス、「聖クリストファー・ホスピス」を訪問し、お話を伺いました。
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説明をしてくださって、最後までおつきあいしていただいたのが、Jenny Taylor(ジェニー・テイラー)さん 理学療法士の方で、ずっと聖クリストファーで、創設者のシスレー・ソンダース先生に教えてもらった方です。今は、退職して、なおボランティアとして働かれています。

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ジェニーさんと
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シスレー・ドクター

ジェニーさんは、理学療法士さんですが、全体のお話と中の見学にもアテンドしていただきました。また、ホームケアのお話を看護師のクリスさんが、実際に若年のがん患者さんの例をとって、どうやってホームケアを行ったかについてお話いただきました。最後に、ソーシャルワーカーのジュリアさんがソーシャルワーカーの組織や役割などについてお話いただきました。
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レポートを参照ください。(レポートは、なるべく情報をお伝えしようとメモ形式になっています)
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 世界的に伝統あるホスピスといっても、病床の数は本当に少なく、デイセンターと在宅ケアが中心でした。通える方は、自分でやってきて、リハビリに精を出したり、お茶を飲んだり。。通えなくなると、自宅でどんな処置が必要かをマネジメントして、在宅ケアが始まります。在宅ケアには、ソーシャルワーカーの存在が欠かせない形で、医療・介護スタッフと同様に家庭を訪問します。
 今、日本で在宅ケアを急速に実践していこうとしていますが、まずは、コメディカルと呼ばれている、患者さんを取り巻くお医者さん以外のたくさんのスタッフが十分に確保できないと成り立たないことを実感しました。
 これからの医療・介護の連携にあたって、大変参考になりました。
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病棟の中庭で

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