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宮古島バイオエタノールプラント

1月末、県会市会での環境部会で、念願だった宮古島のバイオエタノールのプラント等を視察に行ってきました。私は、地理が苦手な上に、沖縄方面に行ったこともなかったので、宮古島と沖縄の位置関係とかもよくわかっていなかったのですが、沖縄から300kmも離れているなんて!!朝、7時30分の神戸発の飛行機で那覇へ。那覇で乗り換えてやっと宮古空港に到着します。雨で視界は不良でしたが、それでも感動する青い海の中、宮古島の大地には一面のさとうきび畑が広がっていました。(飛行機の中で隣にいた崎元さんに、せんせい、あれ何?って聞いたら、あー、あれは”とうきび”や!!って教えてもらったんだけど、日ごろの会話のほとんどが冗談なので、”ええええ?ほんとうなん??ほんとう??”と疑ってしまった。崎元せんせい、すみません。m(_ _)m本当にどこに行ってもさとうきび畑でした。。(^。^;))
バイオエタノールのプラントは、環境省の事業として進められていて、さとうきびから砂糖を作る際に廃蜜と呼ばれる廃棄物が出るのですが、それを発酵させてエタノールを取り出すものです。さとうきびから燃料を作ることで、砂糖の値段が上がる問題が起きていますが、ここの事業は、副産物である糖蜜を利用している点にメリットがあります。糖蜜に適した酵母菌の開発や、(熊本大学)効率よいプラントの研究が行われています。プロセスは、糖蜜を酵母菌で発酵させ、生成された6%のエタノールを蒸留・脱水工程によって99.5%以上に濃縮させるもの。ここで生成されたエタノールは、別の場所にある給油所で、ガソリンと混合され、3%混合ガソリンとして給油、島の公用車など、すでに300台がこのE3燃料で走っています。
写真は、プラントの前、発酵・蒸留中のもの、プラント設備、給油設備です。

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