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淡路島資源循環型農業見学#3

最後に周った施設は、一時新聞などでも取り上げられていた玉ねぎの乾燥炭化システムです。玉ねぎを出荷するとき、一番外側の部分は剥かれてから出荷されますが、この部分は「鬼皮」と呼ばれ、農家では処分に困っていたそうです。山の斜面等への不法投棄も耐えなかったらしく、メタン発酵や堆肥化も検討されたおうですが、メタン発酵ではカロリー不足、また、堆肥化も玉ねぎに含まれる病原菌(私のメモではアーリー菌と書いてあるのですが、調べてもそんな名前の菌はないみたいです。どなたか教えてください)のため難しかったようで、今回の炭化システムにたどり着いたようです。炭にすると800℃くらいになるので病原菌は全部死滅できるメリットがあります。炭といっても、元々玉ねぎの皮ですから、薄くてふわふわしています。畑にまくと風で飛んでしまうので土と混ぜてから使う必要があります。元来、土壌改良(というのかな、畑でも)のために炭を使ったりするので、その一種として玉ねぎ炭を使うということ、できあがりは40リットルで300円程度。レタス農家などに好評とか。炭にする際の燃料にはブタンガスが用いられていますが、鬼皮以外の部分を扱う施設では、水分を飛ばすための燃料費に苦労しているとも。

  

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