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淡路島資源循環型農業見学#1

県で取り組んでいる淡路島での資源循環型農業についての見学バスというのがあって、参加してきました。舞子から洲本港まで高速バスに乗って、そこからマイクロバス2台で3箇所の施設を廻るという企画。初めての試みだそうです。1番目の施設は、「洲本市有機資源センター」で、乳牛の牛糞を堆肥に変えて販売していこうという施設です。稼動して間もないので、製品としての完全な堆肥はまだできていないということでしたが、サンプル品の堆肥はほとんど匂いもなくさらさらの土のような感じ。時間をかけて2段階の発酵をさせ、2次発酵時に高温になる作用で雑草の種や病原菌を死滅させることで、良質な堆肥が生成されます。以前に視察に行った伊万里市のNPOさんでは、生ごみからの堆肥化に取り組まれていましたが、生成物である堆肥を売りさばくのに苦労されていましたが、牛糞が元々肥料に用いられていることから農家の抵抗が少ないことや、質が良いことなどから、徐々に買い手が広がっているとのこと。秋口は、酪農家さんご自身の農場でそのまま肥料として牛糞を使用することが多く、持ち込み量が減るそうです。いろんな面での流通や経済的な仕組みを安定稼動させていくのがこれからの課題でしょうね。見学ツアーの案内と堆肥化の仕組みの図、そして、牛糞の乾燥に水分調整剤として使用されているというオフィスのシュレッダーゴミ(これに一番驚きました)の写真を添付します。他にも公園で刈り取った草を干したものも使用されていました。(干草の山を見られた、恐らく酪農関係の方が、”これ、牛にやったら喜ぶわ〜”と言われていたので笑っちゃいました。公園や街路樹の枝木や草って、もっと資源として利用する方法を考えていくべきですね。)

  

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