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府中メディカルプラザ

先週、8月31日〜9月2日の3日間にわたって、福祉環境委員会での管外視察に行ってきました。府中〜郡山(福島)〜仙台〜八幡平という行程で、台風と重なった最終日の花巻からのフライトは、花巻に引き返す可能性もあります、とアナウンスされての搭乗となりました。結果はセーフでよかったのですが、最後の着陸はかなりスリルでしたね。
最初の日は、2つの総合病院が入る「府中メディカルプラザ」を視察しました。「多摩総合医療センター」と「小児総合医療センター」というどちらも都立の病院が、隣り合わせて建っていて、中で行き来ができるようになっています。
昨年の9月にオープンということで、建築や機材はもちろん、最新の病院運営の思想の下に建設されていることが随所にみられます。重点的に3つの医療、救急、周産期(産科)、がんに力を入れている点など、今年7月にオープンした中央市民病院と共通する点も多いですが、2つの病院の中央に共通の総合周産期母子医療センーが設置され、多様なICUが設けられていたり、小児ドクターカーを有するなど、隣に小児科の総合病院が併設されていることが大きく違っています。
救急医療は、東京ER・多摩として、多摩地区の人口400万人の救命救急を担っています。神戸の人口が150万人だから、400万人ってすごい!!ですよね。
 小児救急の外来では、全体を見渡せるようにガラス張りの壁になっていて、ドクターはその中から緊急度の高い子どもから先に診療させたり、待っている間に容体が悪くなる子どもがいないかチェックしたりと、ケアをしながらトリアージ(救急医療で、重症度と緊急性で優先度を決める)が行われています。
 小児病棟には、200床あまりの精神科専用の入院病床があり、驚きました。子どものこころの診療が重点的に行われているようでした。
また、「サテライトファーマシー」というものが設置されていて、薬剤師さんが手術や点滴に使われる薬剤の調合を、使われる手術室や病室の近くで調合していました。知らなかったのですが、点滴に使われる薬剤などは、普通は看護師さんが作っているそうですね。今後はこういう、病棟での薬剤師による薬剤調合が増えていくのでしょうか。
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