« 加計呂麻島視察(加計呂麻バス) | 活動報告トップへ | スパコンセミナー »

加計呂麻島視察(真珠養殖)

長引いてしまいましたが、視察最後の真珠養殖の報告をします。視察先は、「奄美サウスシー&マベパール(株)」という会社で、南洋真珠とマベパールの真珠養殖が行われています。元々、田崎真珠が所有していた養殖場ですが、元社員の方々が養殖場を引きついで会社を設立、運営されているところです。真珠というとあこや貝の真珠が一般的には連想されますが、こちらでは、白蝶貝・黒蝶貝の南洋真珠と半円の真珠で知られるマベパールが生産されています。このたび、真珠神戸市会議員懇談会という懇談会ができて、なんと私が会長になりました。真珠の街・神戸を広報し、応援していこうというものです。現地では、実際に、養殖中のマベ貝を開けていただき、生き物としての貝の中に、美しい真珠ができあがっているところを見せていただきました。真珠の核を入れる(マベ貝ではつける)貝の育成には数年かかり、核を入れた後も、数年をかけて真珠は育成されます。その時の海水温やいろいろな自然状況によって母貝の育ち方は変化し、生存率や貝の成長度合いに影響を及ぼします。すべてが育つわけではなく、また、奄美は日本では南方ですが水温が東南アジアに比べ低いため、難しい面はありますが、その分、貝の成長が遅くて真珠層が細かく、真珠としては輝きが出るそうです。写真は、貝を開けるところと、開けた後の貝の中にできたマベパールです。美しいでしょ?
プライベートですが、先日、三重に里帰りの際、姪っ子に付き合ってもらってミキモト真珠島の真珠博物館に行ってきました。こちらはあこや貝の真珠養殖について詳しく展示されています。この寒いときでも、海女さんが海に潜ってあこや貝をとってくるというショーもあります。
また、兵庫運河では、兵庫運河真珠貝プロジェクトというものもあります。地元の方が中心に浄化活動をがんばっている兵庫運河で、あこや貝を使って真珠を育てる、というもので、貝の表面につくいろいろなものを掃除するのが大変らしいのですが、きれいな真珠がとれるそうです。今年、運河の改修工事で場所を移動しないといけなくなり、移動先を検討中とか。こちらもぜひとも視察をしたいと思っています。
真珠の街・神戸を盛り立てて、真珠の持つ神秘な美しさ、高貴なイメージで、神戸そのものの価値も上がっていくようにしていきたいと思います。
%E3%83%9E%E3%83%99%EF%BC%83%EF%BC%92%EF%BD%93.jpg%E3%83%9E%E3%83%99%EF%BC%83%EF%BC%93%EF%BD%93.jpg%E3%83%9E%E3%83%99%EF%BC%83%EF%BC%95%EF%BD%93.jpg%E3%83%9E%E3%83%99%EF%BC%83%EF%BC%94%EF%BD%93.jpg


月別アーカイブ