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巣鴨商店街

翌日、横須賀から再び東急で今度は品川、山手線に乗り換えて巣鴨まで移動し、巣鴨商店街へ。「お年寄りの原宿」「おばあちゃんの原宿」で名高い巣鴨商店街には、とげぬき地蔵を中心に200近いお店が立ち並び、地元のお客さんと観光客で賑わっています。中ほどに位置する商店街の事務所にお邪魔して、理事長から商店街の概要や取り組み、意気込みなど、パワーあふれるお話を伺ってきました。ターゲットを中高年に絞り込んでいるところが一番の特徴なんですが、そのほかにも、昔ながらにお店の2階を住居にして、夜も商店街にいることや、常にイベントを仕掛けている点、お店の種類にこだわりを持って受け入れている点、などなど、他の商店街でタブー、または、常識でないことが実践されているんだなと実感しました。画一的な商店街ではお客さんは好んできてくれませんよね。
 最近は、全国チェーンのお店が多くて、地元ならではの飲食店や洋服屋さん、靴屋さん、雑貨屋さんなど、商店街の中で生き残っていくのが難しくなりました。チェーン店で食べると予測通りのレベルとお値段で安心はできるけど、おいしさの発見はないし、その街ならではの良さも見つかりませんよね。巣鴨商店街は、かたくなに昔を守っているだけではなくて、したたかな戦略のもとに、生き残っていくために敢えて地元のお店が軒を並べているようでした。「懐かしい」町は、新しい世代の中高年にも対応していくため、新たな懐かしさを求めて変化を遂げるようです。
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