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大都市の委員会視察#2(鹿児島)

宮崎で地域コミュニティ税のお話を伺ってから、鹿児島へと移動しました。(書き忘れましたが、宮崎市の地域コミュニティ税の金額は年間ひとり¥500です。)宮崎は、知事効果が大変なもののようで、県庁訪問者が急増しました。その訪問者が県庁横の物産館でお買い物をするので、こちらもものすごーい売り上げだそうです。
鹿児島では、まず、ふるさと納税のお話を伺いました。鹿児島って、県民意識の高いところなので、ふるさと納税に対する取り組みも熱心なんですね。県人会組織もしっかりしていて、開催される県人会のほとんどに合わせて出向いていっては、ふるさと納税のPR活動を行います。活動の成果と鹿児島に対する県民意識の効果で、鹿児島のふるさと納税額は約6000万円と全国2位です。ふるさと納税では、寄付額が住民税などから控除される仕組みですから、手数料的な一定額を除くと、税の横移動ということになります。またこの控除の対象のほとんどが住民税なんです。地方財政に関わる立場としては、微妙なところですね。。。ふるさと納税のPR活動を行うことで、地域のPR、観光振興、企業誘致などにつなげていくのが実質的な成果でしょうか。
次に、同じ鹿児島で、「九州・山口の近代化産業遺産群」という取り組みについてお話を伺いました。九州・山口地区は、幕末から開国・その後製鉄所を始めとする重工業が発展してきた地域ですが、それらに関わる、鹿児島の地域にまたがった産業遺産群を世界遺産として認めてもらおう、と提案書を提出して、現在世界遺産の暫定一覧表にエントリーされている、ということです。実際に含まれているものとして、集成館(鹿児島)、グラバー邸(長崎)、炭田関連(福岡、佐賀、熊本、長崎)、八幡製鉄所(福岡)、反射炉や砲台跡など(鹿児島・山口)、松下村塾(山口)、などなどです。これで日本史が得意だったらA4用紙10ページぐらいお話するところなんですが。。(笑)
鹿児島ではまだまだ篤姫のブームが続いていました。

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