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臓器移植推進協議会の総会に出席

4月19日、兵庫県臓器移植推進協議会の総会に出席してきました。(私は一会員として)まず、昨年、この総会で、講演をしていただいた、阪大の松田暉先生がポートアイランドにオープンした兵庫医療大学の学長に就任されたことを知りました。これからの、神戸市の医療産業都市の取り組みの中での大学連携という点でも、この協議会の発展の意味でも大変素晴らしいことだと思います。ご就任おめでとうございます。
今年の講演は、移植コーディネータの方と、ドナーファミリーの方のお話でした。最愛の奥様が急に倒れられ、救急に運ばれたものの、打つ手がないという宣告を受け、どうしても一部だけでも生きていてほしいという、切実な気持ちで家族としての移植を決意されたそうです。心停止後、角膜、すい島、腎臓が摘出され、それぞれ移植手術が行われたようです。その後、ひとりになって、奥様を失ってしまった喪失感からか、うつ状態に近い状況に陥っていたとき、角膜移植を受けた方からの感謝の手紙が届きました。「世界が変わりました。ありがとうございました。」という内容の手紙を読んで、自分もこんなことをしていてはいけない、と、前向きになれたそうです。奥様のDNAがどこかでまだ生きていて、見えなかった方に新しい世界をプレゼントしている。「女房ががんばっているのに俺はこんなことしてちゃ申し訳ない。」
いろんな面でたくさんの格闘があったと思われますが、心に響くお話でした。

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