« 神戸観光ガイド認定制度 | 活動報告トップへ | 旧神戸移住センター »

委員会視察#3杉並区障害者雇用支援事業団

東京で、もう1箇所、杉並区にある障害者雇用支援事業団「ワークサポート杉並」が運営するふたつの施設を見学し、お話を伺ってきました。養護学校を卒業して就職したあと、職場に馴染めず仕事をやめてしまうケースがありますが、もう一度職業訓練をしながら、適正のある仕事を見つけていくサポートをする事業団です。この就職のためのサポートですが、「ジョブコーチ」と呼ばれる人が実際に就職先の職場に出向き、まず、その仕事を覚えます。コーチは、個々の特性を見ながら、その人に合わせて、与えられた仕事をこなせるようにいろいろな工夫をして仕事の内容を教え、就職後も、定期的に訪問をして、職場の状況や本人の状況を確認します。軽作業所と、上井草スポーツセンターの中にある喫茶店を見学しましたが、皆さん生き生きと働かれていました。(写真は喫茶店てんとうむしで訓練中のみなさんです)コミュニケーションは苦手だけれど、細かい作業は得意であるとか、あるいはその逆であるとか、ひとりひとりの適正を見て、できる仕事に持っていく、というジョブコーチの業務ですが、「まずはひとりひとりが好きで、愛情を持っていればできます」と、ジョブコーチの方がおっしゃられていたのが印象的でした。
視察とは直接関連しませんが、障害者の自立に向けた新しい試みとして、昨年長田にもオープンした「スワンベーカリー」が話題になりました。アンデルセンのタカキベーカリーの社長さんと、ヤマト福祉財団の理事長さんが中心となって始まったベーカリーチェーンで、障害者の就労や社会参加、特に自立できる賃金を目指して、設立されました。お店はアスタ3号館の中にありますが、パンは舞子ビラのおみやげものやさんにもおいてあります。一度試してみてください。


月別アーカイブ