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保育料の値上げ案について

今、開催されている議会で、審議されている中に、公立保育所の保育料の値上げ案が含まれています。保育料は、国の基準で収入に応じて最高8万円と定められていますが、神戸市では、H15年度3月現在、保育料の最高額は6万円で、国基準との差額は、市の負担となっています。今回、これを3.7%引き上げる案が提出されています。じゃあ、いくら上がるの?とわかりにくいので、保育料の引き上げ案と、今年度の差についての値上げの幅を示す表を作成しましたのでご参照ください。少子高齢化の歯止めの意味でも、保育料の値上げには、正直反対したいところなのですが、市の負担を考慮すると、了承せざるを得ない事情があります。いろいろなものを平均したひとりあたりの保育にかかる費用は、¥92,015です。これを、保育料と、国や市の負担で運営しています。平均の保育料は¥17,979、国の負担¥20,535、市の負担¥53,501となっています。公立保育所には市から約50億円の一般会計の歳出があり、私立には約10億円。待機児童は、特に人口増加の激しい東灘区などでは急増していて、公立保育所を増設することは財政的には不可能となっており、市は、優良な民間の私立保育所を増やしていく方向で対処していこうとしております。東京都などでは、独自に、「認証保育所」という、新しい制度を導入しています。
以下に、認証保育所の説明を示します。
 ”認証保育所とは、大都市の多様化する保育ニーズに対応するために、平成13年度よりスタートした東京都独自の新しいスタイルの保育所です。認可保育所の設置基準を一部緩和する一方で0歳児保育や13時間開所を必須条件とし、利用者と保育所の直接契約など、利用者の利便を優先した制度です。利用の条件は「保育を必要とする人」であり、「正社員として就労している」という条件や審査等はありません。原則としてお子様をお持ちのどなたでも利用できます。”
とあります。現在神戸市では、保育の質等を考慮して、認証保育所の考え方は導入しないようです。優良な民間の保育所を増やす方向でニーズに対応していく方向のようです。今年度の予算案でも、財政難の中、児童館の増設も含まれており、地域で見ると、まだまだニーズに答えられていない面もあるかと思いますが、市もかなり保育や学童保育には力を注いでいるようです。ご意見、また、お困りのことなどありましたらメールください。


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